JUGEMテーマ:国内小旅行

(文責:河野)

 

 日本100名城、そして続100名城を今めぐっていますが、「城」と聞いて思い浮かべる、姫路城や彦根城のような天守閣のある城はほとんどなく、復元天守や模擬天守が建っているところさえ実はそう多くないのを知ったのは、ガイドブックをくまなく見て、実際に城跡を訪れ始めてからのことでした。

 

 100名城、続100名城に選ばれている城の多くには、天守や櫓、城門など城郭を構成している建築物はほとんど何も残っていません。石垣や礎石が残っていれば、それでも「城跡」らしさを感じることができますが、そもそも石垣を積まずに築かれた城も多く、ただ木が生い茂った山の中や何もない草っ原を歩くだけに思えることも多々あります。

 それでも、そこには確かに、人が手を入れ、そこに人を集めたり、居住したり、攻撃や防御をするために構築した構造物があるのです。何の変哲もない田舎のまちの小高い山の中に、人々の営みと戦いの痕跡を見出し、また様々な勢力の攻防があったことを実感すると、文書の中に記されているだけだった歴史が、目の前に実感として立ち上がってくるような印象を覚え、とてもわくわくします。それは、観光案内のガイドブックやホームページに載せられた断片的な写真や映像では分からない、まさに行ってみてはじめて感じることのできる楽しさです。

 

 行ってみてはじめてわかる、ということはたくさんあります。例えば毛利元就の居城だった郡山城。中国地方の覇者で、とくに瀬戸内海を制した毛利水軍が有名ですが、その本拠地は広島県の山間部、海からは遠くはなれた今の安芸高田市にありました。山頂を中心に、花びらのように山の斜面を巻きながら展開する曲輪をめぐりながら、この海から遠く離れた場所から水軍を率いた不思議を思いました。その郡山城の麓を通る国道54号をまっすぐ南へ下ってゆくと、元就の孫輝元が築いた広島城に突き当たるのも驚きでした。城はこうして、道でつながっていることがわかったからです。(写真は、郡山城にある毛利元就の墓)

 

毛利元就の墓

 

 

 名城の中には、織田信長が築いた城もあります。その一つ、小牧山城に行ったときにも「あっ!」と思う驚きがありました。名古屋空港のすぐ近く、平野の中にぽつんとある小高い山の上に築かれた小牧山城は、織田信長にとってははじめて築城する山城でした。それまで本拠とした那古野城(今の名古屋城)、清洲城はいずれも濃尾平野の真ん中にある平城です。

 しかし信長はそこから出て、小牧山に城を築きました。美濃攻めのため、と言われていますが、その本丸があった山頂に立ったとき、なぜこの場所だったかが分かったのです。(写真は、小牧山城)

 

小牧山城

 

 

 その日はよく晴れて遠くまでよく見渡すことができました。そして城跡から北に目をやると、その先にははっきりと、当時稲葉山城といわれた斎藤氏の城、今の岐阜城跡がはっきりと見えたのです。

「あの城を、落とす。必ず落とす」

 そんな信長の強い意志を感じた瞬間でした。

 

 

岐阜城


(写真は、小牧山城本丸から見た岐阜城)

 

 

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JUGEMテーマ:国内小旅行

(文責・堀内)

 

 城は戦略的に重要な場所に建てられるが、中には意外な所に意外な城がある。

 

1.津山城(旧津山藩・岡山県津山市)

 津山という場所に地理的・歴史的重要性はなく、実際に行くとかつては姫路城(61棟)、熊本城(49棟)を凌ぐ77棟の櫓が林立していた壮大な城郭に驚かされる。現存する遺構は主郭のみで櫓も復元された備中櫓一棟だけだが、規模は姫路城とほぼ同じで造作のレベルも高い。実は天下普請ではなく、入封した森忠政(森蘭丸の弟)が13年の歳月を掛け、独力で築き上げたワンオフの城。10万石の大名には過剰な城のため領民は酷税に苦しみ、津山では徳川時代全期を通じて一揆が多発した。同様の領民イジメの城としては藩主が芸術家だった秋田県の久保田城がある。

 

津山城

 

2.二本松城(旧二本松藩・福島県二本松市)

 蒲生氏郷や上杉景勝が改修を加え、丹羽氏が仕上げた東北の堅城。戊辰戦争の二本松少年隊の悲劇で知られる。若松城の支城として築城され、規模は大きく縄張りも巧妙で石垣も高い。通常の攻撃ではまず落ちそうにないように見えるが、実は城が巨大すぎて城兵が足りなかった。北の伊達氏に対する備えだが、戊辰戦争の最前線は南のより狭小で防御力の低い白河小峰城にあった。白河口の戦いで出兵した二本松藩が大敗したことから、守る者のいなくなった本城はあえなく落城したが、巨大で複雑な城のため、出兵しなくても二千人の藩単独での全郭防御は困難であったと考えられる。

 

二本松城

 

3.和歌山城(旧紀州藩・和歌山県和歌山市)

 紀伊半島の西端で地理的に孤立している和歌山は歴史の表舞台に出たことがなく、城も紀州徳川藩の主城というほかないが、規模だけは大阪城並み(現存規模は往時の四分の一)の巨城。実戦に用いる企図は当初からなく、天守も三層しかない。城郭建築が進んだ江戸期の築城にも関わらず、石垣は「石を積んだら石垣になった」と言わんばかりの投げやりな石積みが特徴である。技術のなさで端ごとに傾斜も異なる石垣は良く崩れ、補強するために後に積まれた石垣と崩れた土砂が独特の奇観奇景を呈している。天守に比べ御殿にはかなりの敷地が割かれ、三百諸藩の中でも特に策謀に長けた同藩の陰謀の多くがここで囁かれた。

 

 めぼしい産業のない藩の財政は苦しく、貢納不足から幕府に工作して借財で乗り切るパターンが常態化した。政治工作の手練手管に200年間磨きを掛け、吉宗、家茂の二人の将軍と大岡越前、そして田沼意次を中央に送り込んだが幕府の蓄えも200年間持ち出され、同藩の放漫財政は幕府衰退の遠因となった。

 

和歌山城

 

 

 

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(文責:河野)

 

 前回の記事では「洗顔ネット」をおすすめしましたが、今回は「体洗い」に着目したいと思います。というのは、手洗いや洗顔については他の人のやり方を見ることができますが、体洗いは風呂の中ですから、あまり他人がどんな作法で体を洗っているか、見ることもなければ話題にすることもありません。だから「自分のやり方が当然」と思っていることが、意外に違ったりすることがあるのです。

 

 もくせい舎では、製品を必ず入浴の際に使ってテストしていますが、物販担当の堀内さんと私とで、泡立ちに対する印象が、同じ石けんでもずいぶん違うことがあります。そこで、どんなふうに石けんを泡立てて体を洗っているかを聞いたところ、それぞれに作法が違っていたことがわかりました。

 

タオル

 

 まずは、私が「これが普通」と思っている洗い方からご説明すると・・・

(1)ナイロン製のボディタオルを湯に浸し、石けんをこすりつけて泡立てる

(2)泡の立ったボディタオルで、なでるように体を洗う

 というやり方です。

 

 ボディタオルは泡立ちがよい反面、お肌への刺激が強いため、強くこすらないよう気をつけています。

 

 では、物販担当堀内さんはどんなふうに洗っていたかというと・・・

(1)石けんを手にとり、体にこすりつける

(2)ボディタオルで石けんのついた体をこすり、泡立てながら洗う

 というやり方でした。

 

界面活性剤

 では、より石けんの洗浄力を発揮でいる方法かといえば、やはり先に泡立ててから体を洗うという方法でしょう。石けんのもつ「界面活性剤」の働きが、泡立てることによって活性化するからです。

 

 界面活性剤は、水とくっつきやすい「親水基」と油とくっつきやすい「親油基」の両方を持つ構造の分子でできています。「親油基」が油を含んだ汚れと結びつき、その汚れを水の中に取り出すことで洗浄力を発揮する、という仕組みです。

(図は日本石鹸洗剤工業会ホームページより)

 

 汚れを落とすのは界面活性剤の働きによるので、泡立ちがよければ汚れがよく落ちるとは限りません。実際、洗濯用の合成洗剤や石けんはそれほど泡立ちませんが、汚れはよく落ちます。

 しかし、洗濯物が終始、石けんや洗剤が溶けた水の中で洗われているのに対して、人肌や食器は洗剤をつけてこする、という方法で洗うため、界面活性剤がはがし取った油汚れを水に放出するには、水と石けんが混じった状態を作り出す必要があるのです。

 泡は界面活性剤と水、そして空気を含んでいるため、肌や髪、食器などの表面を包み込み、汚れをはがし、その汚れを水に受け渡して流し落とすという働きにより、石けんの洗浄効果をより高めてくれるというわけです。

 

 そうした石けんと泡の働きを考えると、「泡を立てて、その泡で洗う」という洗い方が、一番よいということになります。堀内さんも話を聞いた後にやり方を変えたそうです。コールドプロセスの石けんは少量でもよく泡立ち、洗浄力がありますので、市販の石けんとはやり方を変えることも有益です。

 

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(文責・堀内)

 

 100名城のスタンプラリーといっても、単にスタンプを押しておしまいではあんまりなので、訪問の際にはできるだけ施設を見、博物館があれば展示物を見るようにしている。訪問時間は短いものでも30分以上で、広大だったり未整備の城では2時間を越える。近郊ならともかく、遠隔地の城では十分な時間を確保できないこともある。

 

 多くの城には管理事務所があり、スタンプもそこにあることから、訪問は各々の事務所の営業時間に左右される。また、山奥や発掘中の城では事務所が近くにないこともある。事務所にはパンフレットがあり、ネットでは手に入らない見取り図などもあることから、離れている場合は先ずこちらへの訪問を優先した方が能率が良い

 

スタンプ設置例

 

 運悪くフライングとなった場合でも、日が落ちて撮影が困難でない限り、気を取り直して見学を続ける。現存天守は12しかなく、200名城の多くが模擬天守や復興天守ではなく「城跡」を史跡指定していることから、建物に入れなくても見学可能な城が多い。以下は要注意のフライング城

 

1.松本城

 現存12天守の一つで、石川数正が築いた漆黒の五層天守が印象的な城。人気も高く、開館時間は観光客やツアー客でごった返している。スタンプは本丸の管理事務所にあり、入場しないと押せないことから窓口の行列が最大の敵になる。最終入場時刻も4時30分と他の城より早く、遅くても4時には到着していたい城。当方は3回フライングしたが、最後は市職員のお情けで時間外に入場(無料)させてもらい、ようやく押印することができた。訪問回数3回。

 

松本城

 

2.吉田城

 豊橋市のほぼ中心にあり、スタンプは模擬天守である鉄櫓の中にある。入館料も無料で、これだけなら何の変哲もない城であるが、開館時間が異様に短い。月曜定休で10時〜15時までしか開門しないので、スタンプもその時間だけしか押すことができない。事前に良く調べていたので当方はフライングせずに済んだ。訪問回数1回。

 

3.犬山城

 駐車場からすぐ本丸と入場しやすい城だが、運悪く名古屋空港の近くで、現存12天守の一つで国宝でもあることから旅行会社がコースに組み入れるにはうってつけの城。休日中は外国人でごった返している。見学者の多くが外人であることから列の進むのが遅く、最終入館時間は5時半だが、進捗状況を見て必要なら退却を考える。発券も券売機で人間ではないので職員を懐柔した交渉も通じない。訪問回数2回。

 

 再訪問がいつのことになるか分からないので、時間外に職員を懐柔して押印するのは最後の手段だけれども、礼儀正しく交渉すればたいていは快く応じてくれる。が、これまでの訪問者の印象が悪く、態度が硬化してしまった城もある。以下はその最右翼

 

4.大多喜城

 房総半島のほぼ中心にある千葉県の城、道路事情が悪く、アクアラインでも久里浜フェリーでも訪問しにくい場所にある。100名城の訪問者は隣接する東京都が最も多く、それゆえ度重なるトラブルに職員が嫌気してしまった城。時間外の押印を断固として拒否する頑なな看板があり、職員が数分遅れただけの訪問者十数人を冷淡に追い返すという、ちょっと他では見られない対応をしていた。不人気県ナンバー1の千葉の面目躍如である。訪問回数1回、未押印。

 

 

 大多喜城はかなりまずい例だと思うが、元はといえば礼儀をわきまえない訪問者が悪く、職員の対応には大いに問題があるが、城郭の多くが公園や資料館で100名城はついでであることを考えれば、見学するこちらも「見させていただいている」態度で臨む必要がある。資料館や展示物があれば見学し、入場料があれば支払うべきである。しかし、ラリーや施設に対する職員の愛着や理解の程度によって、見学者に対する対応にはかなりの差があり、中には上記のように敵意さえ持っている例があることも本当である。

 

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JUGEMテーマ:手作り石けん

(文責:河野)

 

 「牛乳石鹸」や「植物物語」など市販の石けんと、手作りの石けんとは似ているようで、泡の触感や使い心地がまったく違います。それは、製法の違いによるものです。「マルセイユ石けん」をはじめとする、天然油脂を用いた石けんは40度以上の熱を加えない「コールドプロセス製法」を用いているため、素材の油脂の持つ良い成分が熱で壊れずにそのまま残るといわれています。そのため、独特のクリームのような重く滑らかな泡が立ちます。

 

 そんな手作り石けんですが、その良さを存分に引き出すためには、次の二つのアイテムが欠かせません。それは、

/綫擇蠅里任る石けん皿

∨⇔て用の洗顔ネット、です。

 

2アイテム

 

 手作り石けんの良さは、経済性にあります。市販の石けんの多くは、使い込んで小さく薄くなってくると泡立ちが悪くなるうえ、割れるなどして最後まで使いきることができないことがしばしばあります。しかし手作り石けんは、小さくなっても割れることなく、泡立ちも衰えず最後まで使えます。  

 しかし、弱点もあります。それは水気を含むと溶けて柔らかくなることです。そのために必要なのが,凌綫擇蠅里任る石けん皿なのです。使ったら水気を切って置くようにしましょう。

 

 もう一つのアイテムの洗顔ネット。石けんを泡立てるときに使うネットです。

 市販の石けんは、原料の油脂から泡立ちをよくするラウリン酸だけを取り出して使っているため、泡はよく立ちますが、肌に対してあまりやさしい脂肪酸とはいえない、と言われています。それに対して手作り石けんは油脂をそのまま使っているため、普通に手にとってこすっても泡立ちますが、市販の石けんに比べると粘性が高く、泡立ちにくいことがあります。その弱点を補ってあまりあるのが、洗顔ネットです。これを使うと、少しこするだけで豊かに質の良い泡が得られます。そのため、石けんのもつ良い性質をそのまま生かすことができ、さらに、経済的で最後まで余さず石けんを使い切ることができるのです。

 

 付け加えると、私は毎日手作り石けんで洗顔していますが、化粧水もほぼ不要になりました。石けんで洗顔したあとすぐは、ややカサカサした感じになることもありますが、しばらくするとしっとりしてきます。

 

 というわけで、以上の2つのアイテムを加えて、ぜひ、手作り石けんのなんともいえない使い心地の良さと「経済性」を堪能してみてください。

 

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(文責・堀内)

 

 日本100名城のスタンプラリーは城郭協会が選定した全国津々浦々にある百城を訪問し、見学してスタンプを押印するというもので、全城押印してスタンプ帳(公認の冊子に限る)を協会に提出すると登城認定証が交付され、協会が達成者の氏名を登録して終了となる。申請時に若干の寄付をすれば認定証と共にプラーク(盾)が贈呈される。

 が、このラリーというもの、言うは易く行うは難しで、実際に行ってみると見学や押印にすこぶる手こずる城がある。この三年間で当方が訪問したいくつかの「面倒な(トラブルサム)」城をご紹介したい。

 

1.大阪城(日本100名城54番)

大阪城の石垣

 

長蛇の列

 言わずと知れた観光名所、最近は外国からの訪問者も多く、券売機は待つこと1時間の長蛇の列である。城自体は石垣建築の最高峰で、巧緻を尽くした縄張りはスケールも壮大だが、問題はスタンプが模擬天守(登録文化財)1階のミュージアムショップにあり、入館券を買って入館しないと押印できないところにある。

 入館料600円、駐車料金1時間350円だが、城の巨大さと券売機の行列があり、1時間で廻り切ることはまずできない。実際の駐車料金は1時間と5分(だけ)で700円。江戸城は3時間までなら400円。飲食物も観光地価格で城のたこ焼き店も脱税という、我が国を代表する銭ゲバ城。
 

 

2.若桜鬼ヶ城(続100名城168番)

 またの名を「電気ショック城」、動物避けの柵を巡らしている城は他にもあるが、本丸にまで巡らし、しかも通電しているのはここくらいである(装置に近づくとジジジと変圧器の音がし、人間対策にも有効だと分かる)。こわごわとケーブルを取り除け、本丸である山の頂に立てば、丹後地方の城跡の常として眺望は良い。昨年の台風21号で被災して損傷したほか、路肩崩落のため一部通行止めの区間がある。

 スタンプは二の丸跡の作業小屋(現在もある)にあったが、被災により若桜駅前バスターミナルに移転している。町の案内では本丸近くに駐車場があるが、現在は自動車での登城はできない

 

若桜鬼ヶ城電気柵若桜鬼ヶ城電気柵2

 

3.福井城(続100名城137番)

 福井県庁たぶん全200城でも訪問しにくさでは上位にある城である。場所は福井市のほぼ中心で、車でも新幹線でも容易に訪問できるが、再開発で埋められたごく低い石垣の上に建っているのはRC構造7万トンの巨大な福井県庁舎、スタンプも庁舎の中にある。つまり、公務員の就業時間である平日の9時から5時までしか押印できない。

 400年前には想定されていなかった戦艦大和一隻分の庁舎の重みで石垣は歪み、北西には井戸(福の井、福井名の由来)と福井地震で崩れた天守の石垣がある。本丸御殿の一部は市内の瑞源寺に移築されているが、この重要な事実につき役場やパンフレットに案はない。入口に旧城主結城秀康の石像があるが、作者が中国人のため(耳元に横山光輝風ヘッドギアがある)馬上のポーズも三国志、過剰に表情の豊かな馬と併せ、これは秀康というより古代中国の英雄である関羽か張飛にしか見えない。

 

結城秀康
 

 参考までに三つ紹介したけれども、若桜鬼ヶ城のような天災による城跡の損傷は割とあるもので、複数回訪問した城では前回と次回で様子が変わっているケースはザラにある。工事中の城も多く、重要な施設や曲輪には立ち入れないことがある。なお、「面倒な」あるいは「興味深い(キュリオシティ)」城は他にもあり、それらについては次回以降でご紹介したい。

 

(つづく)

 

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(文責:河野)

 

 今、時間を見つけて日本の城めぐりを楽しんでいます。これまでに「日本100名城」「続日本100名城」の城、あわせて160ほどの城を訪れましたが、もともとすごい城マニアだったわけではありません。そのきっかけは、実はとても些細なことでした。

 私の両親は旅行好きで、日本各地の重要伝統的建造物群保存地区を訪ね歩いています。あるとき、その旅行に誘われた私は運転手を引き受け、両親とともに二泊三日のドライブ旅行で松山城、大洲城、宇和島城などを見て歩きました。そして旅の三日目、しまなみ海道に入る手前の今治城に立ち寄りました。

 

今治城

 

 コンクリート造りの模擬天守を見学したあと、売店でふと一冊の本に目が止まりました。『日本100名城公式ガイドブック』。これまでに行ったことにある城は選ばれているのだろうかと興味がわき、旅の記念に買って帰ることにしました。そしてお金を払うため券売所に持っていくと、係の人が「スタンプ押しますか?」と聞いてきました。なんでも、100カ所の名城にはスタンプが設置されており、買った本の巻末には専用のスタンプ帳がついているというのです。

 まさか100か所の城を全部回ることもないだろうけど…と思いつつ、「じゃあ、お願いします」というと四角いゴム印を渡されました。スタンプ帳に押印すると「日本100名城 79 今治城」という文字と、切り絵のようにデザインされた櫓が浮かびあがりました。2016年9月25日のことでした。

 

100名城ガイドブック 「日本100名城」とは公益財団法人日本城郭協会が創立40周年の記念事業として2006年に選定したもので、日本の城が歴史の中でどのように発展してきたかを広く知ってもらおうと、全国47都道府県から、弥生時代から幕末期までの多種多様な100城が選ばれました。翌年にはスタンプラリーが開始され、100名城すべてに登城してスタンプを押印した人は「登城認定者」として日本城郭協会のホームページに名前が掲載されることになっています。2019年4月現在の登城認定者は2861名です。

 ガイドブックによると、全国には4万から5万もの城郭があるといいます。100名城はそのほんの一部にすぎませんが、それでも行ったことのある城よりない城の方がはるかに多いことに驚きました。そして、はじめて名を知る城の数々を眺めるうち、むくむくと征服欲とでもいうべき感情がわき上がってきたのです。

 

 それからおよそ2週間後、かねてから計画していた東北旅行の荷物に、私はひそかに「日本100名城ガイドブック」とスタンプ帳をしのばせました。青森県の弘前城で2つ目のスタンプを押したとき、100名城すべてをまわる旅が始まったのです。

 

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JUGEMテーマ:手作り石けん

 コールドプロセス石けんに含まれるオイルはこの石けんの特徴ですが、このオイルには様々な作用があります。一つは洗浄作用で、油は油に良く溶けるため、肌に残留した脂肪分やタンパク質を溶かし、石けんの界面活性作用で洗い流す作用。もう一つは修復作用で、洗浄によって洗い流された油脂や脂肪酸、スクワレンを補充し、肌の再生を助ける作用があります。

 

 デトックス作用は、細胞の代謝によって生じた尿素や有機酸、アンモニアなど老廃物をリンパ液に溶かし、リンパ管、リンパ主幹を経由して心臓付近で静脈に繋がり、腎臓でろ過されて尿として排出するものです。マッサージ石けんに用いているオイルには表皮から体内器官を刺激することで、この作用を強めるものがあり、ごま油、ひまし油が代表的です。

 

マッサージ石けん表

 もくせい舎のマッサージ石けんは各々異なる作用のある油を12%含み、4種類を用意していますが、新しいコンセプトのため、使い方が分からないという声が少なくなく、この石けんを添付しているザ・スタイルでも、サボン・クラシコなどと交換されて注文されることが多いのですが、当舎では諦めずにテストを続けています。

 

マッサージ石けんオリーブ テストで意外だったのは洗浄作用が案外高いこと。油は親油性があるため、洗い残しの皮膚片や脂質を油の多いこの石けんは良く溶かし、石けん分で簡単に洗い落とすことができます。肌ツヤも良く、ツッパリも緩和するため、入浴の仕上げとして用いることもできます。作用が穏やかな石けんですので、肌の弱い人向けの石けんとして用いることもできます。

 

 私のお気に入りは日曜の朝などにこの石けんを体に付け、あまり洗わずにザンブと入浴すること。風呂の温熱作用と石けんのデトックス作用で二日酔いなどに良く、10分間温浴し、湯上りにトマトジュースを1杯飲めばなお効果的です。トマトに豊富に含まれるリコピンがアルコールの代謝を促進します。また、豆類に多く含まれるパルミチン酸とそこから生合成されるパルミトレイン酸は心筋への作用が知られていますが、マカダミアナッツの石けんはオレイン酸のほか、このパルミトレイン酸を豊富に含んでいます。

 

 注意点は、ごま油は油そのもの、ひまし油はリシノール酸ナトリウムに肌刺激性があります。重篤な危険性はありませんが、人により刺激や赤化、赤疹の症状が出ることがあります。特に敏感な顔面への塗布は避けた方が良く、肌ケア系は問題ありませんが、私もデトックス系の石けんは顔には用いません。

 

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「もくせい舎」では浴用、洗顔、シャンプー、そして台所用の石けんを制作していますが、とりわけ洗顔は美容と深く関わっています。とはいえ、もともと美容やコスメに疎く、百貨店の化粧品売り場で美容部員にあれこれ買わされるのが嫌だった私は、もっぱら通販メインの化粧品を愛用してきました。

 その通販コスメで覚えたのがダブル洗顔。まず「クレンジング」を使ってメイクを落とし、次に「洗顔料」で顔を洗うという方式です。

 ところが手作り石けんを使い始めて、この「ダブル洗顔方式」をやめてみたところ、何の問題もない、それどころか、この方が良いことがわかってきました。

 

 そんな折、タイトルにひかれて手に取ったのが、美容家・佐伯チズさんの著書『頼るな化粧品! 顔を洗うのをやめなさい!』です。

 

頼るな化粧品 この中で佐伯さんは、そもそも化粧品がなぜ必要なのか、なぜ化粧水をつけるのかを考えず、美容部員にすすめられるまま使っている、と指摘。トラブル対処やシミ隠しではなく「美肌」をつくるのが本来の美容の果たすべき役割だと説いています。

 その一つが「顔を洗うのをやめなさい!」という提言です。佐伯さんが身を置いていたフランスの化粧品メーカーでは「クレンジングこそスキンケアの命」で、そもそも石けんで顔を洗うという認識はなく、クレンジングで顔の汚れを落とすだけ。そこで佐伯さんも、ずっと「クレンジングでメイク落とし」→「そのあと水で素洗い」という方式の洗顔を続けてきたそうです。

 

 なぜ「ダブル洗顔」をやめた方がいいのか。それは、2回の洗顔は「洗いすぎる」という一点につきます。人間の皮膚は皮膚バリア機能を持っており、天然の保湿クリームともいわれる皮脂膜によって守られています。皮脂膜とはわかりやすくいえば、皮膚から出る「脂」と「汗」です。

 クレンジングも洗顔料も、この皮膚の油と汗を「洗い流す」もの。界面活性剤によって、水と油を混じり合わせることにより、水だけではとれない脂もきれいに取り去ります。ところがメイクだけでなく皮膚バリア機能のために必要な皮脂膜まで取り去ってしまうため肌が乾燥し、様々なトラブルの原因を作ってしまうことになります。


  「もくせい舎」では、手作り石けん「だけ」の洗顔をオススメしていますが、その理由もこれと同じ。洗いすぎをやめることに加え、天然素材の石けんを使うことで、お肌が自然にイキイキしてきます。何より、とても気持ちよく洗浄力も保湿感もある泡なので、「これで十分」と思えるのも大きな理由です。

 

 ところで、佐伯さんは著書の中で、美肌のためには日光を避けるべき、だから海水浴もスキーもおやめなさい、とすすめていましたが、それってどうでしょう? 美肌のために人生の楽しい時間を捨てられるでしょうか? 化粧品は、そんな時でも肌を守るためにこそあるものではないでしょうか。

 

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代表:こんにちは。「もくせい舎」代表の河野です。

 

物販:物販担当の堀内です。

 

代表:このたびブログを新設することになりましたが、その狙いはどこにあるのでしょう?

 

物販:「もくせい舎」ネットショップ(カラーミーショップ)のアクセス数が伸び悩んでいるんです。代表がツイッターやフェイスブックで宣伝していますが、どうも効果なく頭打ちで…。

 

店名ロゴ

 

代表:そうですね、1日10アクセスもあれば万々歳、という状況です。打開策としてハンドメイド通販サイト「Creema(クリーマ)」にも出店しましたが、そちらは10倍のアクセスがありました。「クリーマ」は雑貨石鹸のカテゴリーがあり、いろいろな手作り石鹸を試している方も多いようです。しかし、検索して探すほどには、その良さが知られていないということもありますね。

 

物販:このネットショップは「クリーマ」より品数が多く、手数料がかからないので価格も安くでき、配送料もたくさん買っていただいた場合は安くなるようにしているんですけどね。ただ、アクセス数の割に購買率は高いです。

 

代表: 現状では購入するためにアクセスするサイトになっていますね。そうではなく、商品の魅力、作り手である「もくせい舎」自体の個性を伝えていかないといけません。それでネットショップにも関心を持ってもらう。

 

物販: 元々「もくせい舎」は私と代表が始めた文芸サークルで、城めぐりをしたり、映画の講評(http://www.muddy-walkers.com/MOVIE/index.html)をしたりする集まりでした。私も行政書士で手を動かすより書く方が本職です。

 

 

二本松城

 

 

代表: 私も長年、放送関係のライターとして仕事をしています。

 

物販: だから話題を石けんに限ることはないわけです。石けんはブログで書いていたのですが、同じ話題ばかりだと書く方もストレスが溜まります。

 

代表: ちょっと無理があったみたいですね。私としては色々勉強になりました。でも、もっと話題を広げて、「もくせい舎」の現在と目指すものを、様々な角度から伝えるブログにしていきたいですね。

 

物販: よろしくおねがいします。

 

代表の一言

 こうしてブログの新設に至った次第です。更新は毎週2回、私と物販さんが交互にエッセイを投稿します。時折このような対談を交え、当舎で購入された方や読者のみなさまの疑問やご要望も取り入れつつ、様々な話題を取り上げ、より良いサイトへ改善していきたいと思います。よろしくお付き合いください。

 


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