JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:河野)

 

 もくせい舎では、手作り石けんをネット通販で販売しています。ネット通販のサイトは2種類あります。一つは直接運営している「もくせい舎ネットショップ」、もう一つはハンドメイド通販サイトCreema(クリーマ)」に開設しているショップページです。

 それぞれに購入される際のメリット、デメリットがあります。

 

「もくせい舎ネットショップ」は直営のネットショップです。仲卸や販売の経費が掛らない直販価格なので最も廉価な価格設定にしています。ただし決済方法は「銀行振込」または「商品代引き」に限られます。銀行振込の場合は入金確認後の発送となります。

なお、商品代引きの場合は定形外郵便の送料に加え、代引手数料390円が加算されます。

 

 

Creema(クリーマ)」は最低価格が500円と定められています。販売経費として送料や出品手数料11%が加算されますので、直営ショップより価格設定が高めになっています。決済方法は会員として登録すれば、銀行振込のほか各種クレジットカード、コンビニ支払い、d払い(ドコモ)auかんたん決済、ワイモバイルまとめて支払いがあり、決済まですべて画面上で行うことができます。最低価格の規制があるので直販と比べ割高な商品にはサービス品を添付しています。

 

 このようにサイトにより価格や決済方法が異なります。ご購入の際の参考にしてください。

 

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JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責・堀内)

 

石けんづくり

 

 河野から新設する質問欄の質問が上がってきたので回答を作成した。これを叩き台にもう少し文章を練ってホームページに掲載する予定。Qは河野からの質問。Aは私が作成した回答。

 

Q:原材料の「石けん素地」とは何ですか? これも手作りされているのですか?


A:石けんの原料である高級脂肪酸とナトリウムイオンが結びついたものです。水溶したものは極性を持ち、界面活性の作用があります。石けん工作用に市販されているものもありますが、もくせい舎では配合にオリジナリティを持たせるため、原料の油から全て作っています。

 

Q:釜炊きオリーブ石けんには、原材料に食塩が入っていますが、なぜ石けんに塩が入っているのですか?


A:釜炊き法では原液から塩析という方法で石けん分のみを分離します。その時に大量の塩が必要です。もくせい舎では塩化ナトリウムに炭酸ナトリウム、カリウムをブレンドした塩を用いています。マルセイユ石けんに使われるゲランド塩は塩化ナトリウムが85%です。釜炊きオリーブ石けんは舐めると分かりますが、少々塩っぱいので残留しているということで原材料としています。なお、製造の際には私は型入れのタイミングを測るため本当に舐めてチェックしています。しばらく味覚が変になりますが、別に毒ではありません。

 

Q:使用期限はどれくらいですか?


A:特に定めていませんが、真空パックしたものでパッキングから2年ほどです。2019年以降はパックの年月をラベル裏面に押印しています。防腐剤等は用いていませんので、開封後はお早めにお使いください。なお、時間の経過により表面が黄ばんだりシミができた石けんでも使用に問題はありません。むしろ長期熟成ものとしてまろやかな肌触りで一部では珍重されています。

 

釜炊きオリーブ

 

Q:なぜ真空包装にしているのですか?


A:石けん分は傷みませんが、含まれている油脂等成分が酸化により劣化するためです。

 

Q:洗顔に使用することはできますか?


A:もくせい舎で販売している石けんは手作りの「雑貨石けん」です。良質な材料を用い、製造ごとにテストして安全性を確認し、さらに1ヶ月(トータルで2ヶ月)の熟成期間を置いて出荷していますが、最終的な使う使わないの判断は購入した方に委ねられます。なお、出荷まで2回以上行われるテストには入浴も洗顔(台所用は入浴のみ)もメニューに含んでいます。

 

 最後のは結構しんどい質問だが、製法も安定し、売れ筋も出揃ってきた最近ではきちんと許可を取って製造販売は視野に入っているものの、現在の時点ではどの雑貨ソーパー(石けん作り人)もこれ(新薬事法・医薬品医療機器法)については「察してね❤️的な説明になっている。高額品であるアルガンオイルやアーモンドオイルを使った「雑貨石けん」もないものだが、今の所は「分かっている」人が買うアイテムになっている。

 

 こういうものを作っていることを聞きつけた方の「指名買い」は当舎でもマンションに訪ねてきたことがあり、実は比率としては小さくない。そのため、安全性については最初から洗顔レベルで考えている。私も使うのだから危ないものなんか作れないし、作らない。出来が悪ければ容赦なく廃棄し、粉石けんに作り変える。

 

 あまり快適な体験ではないが、実は台所用のムクロジ石けんやおじゃるサポーター8でさえ、私はメニューから洗顔は外したけれども、アルカリ度数のチェックや入浴テストは必ずやっている。その上でさらに1ヶ月の熟成期間を置く。より大量に作るようになれば、もっと能率的なテスト方法を用いる必要があるけれども、現在の量では十分で、特に問題も起こしていない。

 

ギフトボックス

 

 見ての通り、聞かれれば書けることは多々あるけれども、少々くどい(青字部分)なので、河野に推敲してもらってもう少し簡潔に読みやすくしたい。いわばもくせい舎の舞台裏。

 

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JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:河野)

 

 もくせい舎の「サボン・クラシコ」は、スペインのカスティーリャ地方で作られていたオリーブオイルと牛脂を使った「カスティール石けん」を参考に、オリーブオイルと豚脂、ココナッツオイルを使って作り上げたオリジナルレシピの石けんです。

 石けんは安土桃山時代、南蛮貿易を通じて日本にもたらされました。日本人がはじめてその泡立ちを知ったのも、スペインで作られたカスティール石けんではなかったでしょうか。

 

 

 石けんの歴史は古く、紀元前3000年のシュメール文明にその記録があるといわれています。また古代ローマで、神殿の供え物として羊を焼いたときに出る脂と灰とが混じり合い、汚れが落ちる不思議な土ができた、という伝説があり、それが石けんの起源ではないかと考えられています。現在は植物性油脂が原材料の主流となっていますが、もともとは、このように動物の脂から偶然にできたものが石けんだったのです。

 

 「サボン・クラシコ」はそんな石けんの成り立ちや伝来の歴史を秘めた、素朴な味わいを持つ石けんです。伸びやかでくせのないやさしい泡は、はじめて石けんの泡立ちに触れた人々の驚きを思い起こさせてくれるでしょう。

 

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JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:堀内)

 

 昨年にカラフルなイタリアのメルカット(市場)をイメージして制作した「リ・イタリア」シリーズですが、現在は少数を2個セットで販売しています。1年以上熟成した石けんはどれも肌に優しく、良く泡立ち使い勝手の良いものです。

 

 

 当方のPR不足でマイナーな存在ですが、全てコールドプロセスの石けんと、実はコスパの良いお得な製品です。シリーズには現在のラインナップの試作品という位置づけもあり、配合等は以下の製品が近いものになります。

 

現在の石けん イタリアシリーズ
釜炊きオリーブ石けん

デクレット・レアル(試作品)

 コールドプロセス製法ですが、ひまし油を配合して刺激のあるココナッツ油を除いたバージョンです。本来の姿である釜炊きオリーブ石けんの開発によりレアルは発展的解消。

デクレット

デクレット(試作品)

 オンドリーバ社の高品質オイルを用いた試作品の最初のタイプ。

 

ぶどうの石けん

セミ・デュバ、ディ・ウバ、ラクリマ・ローザ

 ぶどうエキスをベースにした試作品2タイプ。ディ・ウバは全植物性の最終決定型。ラクリマ・ローザはぶどうエキスは配合していませんがグレープシード油の石けんで、クレイを配合して大理石様の模様を作っています。

 

サボン・クラシコ

ティアラッテ、テレノ、トゥオルロ・ウォーボ、

ヌボラネラ、ロッソ・デ・アモーレ

 クラシコは元々動物性油脂とココナッツ油の石けんですが、これらは動物性油脂を一部オリーブ油に置き換えて品質を改善しています。テレノの褐色はベントナイトで様々な色のクレイを用いることで石けんを彩色できます。

 

 オリーブ油にはイタリア原産の黄色種とイベリア産の緑色種がありますが、デクレット以外は黄色種のオイルを用いています。なので、マルセイユ石けんでも黄色がかった色になっています。使い心地に違いはありません。

 

 

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JUGEMテーマ:国内小旅行

 

(文責:堀内)

 

 河野と一緒に日本100名城・続100名城の訪問を続けていると近くの城は簡単に訪問できるが、スタンプラリーの性質上、訪問するにつれ城が遠方になることがある。現時点での「近く」とは、概ね400キロくらいで、その程度なら費用を掛けずに短時間で往復できる。この場合の短時間とは日帰りのことである。(写真は大津から約400キロのところにある錦帯橋と岩国城)

 

 

 予算はスタンプラリーでは重要なファクターで、平均60キロ離れた城を幾つも廻ることから、年間を通し複数の旅行が必要になる。出費を切り詰める必要があり、多くの城郭が旧街道である国道沿いにあることから高速道路を使わない自動車旅行を主としている。交通量の少ない夜間でも東京まで8時間(5時間)、下関まで10時間(7時間)、青森では11時間(13時間)必要になる。

 

 新幹線では各々4時間と3時間、7時間だが、昼間運行の新幹線で正午前に函館に着くことはできず、下車後の距離も長いことから一泊二日の日程を組む必要があり、レンタカーを借りる必要もあることから、また費用が嵩む。(写真は北海道・道南にある勝山館跡)

 

 

 

 北海道に比べると沖縄は航空路が発達しており、沖縄本島は南北およそ100キロと周遊しやすく、飛行機やホテルの料金も安いので「いつでも行ける」と実は後回しにしていた。そこで10月31日の首里城炎上は悪夢というほかない。

 

 同じく立ち入り禁止となっている城には2016年の熊本地震で被災した熊本城があるが、その例では城域は年単位で閉鎖される可能性が高く、再開は日本城郭協会のHPで情報が入り次第掲示することになっている。(写真は2018年9月に訪れた熊本城の様子。城廓エリアは立ち入り禁止になっている)

 

 

 今回の事件の不幸は城郭の喪失もさることながら、日韓関係の冷え込みで九州と南西諸島の観光客が激減していたことがある。世界遺産にも指定された沖縄随一の観光地が失われた影響は大きく、ただでさえ航空券や宿泊施設が投げ売り状態になっていたところに火災では踏んだり蹴ったりである。以前ホテルでアルバイトをした経験もあるので、同県の観光関係者の心痛は察するに余りある。

 

 火災の原因は不明だが、放火という噂もある。訪問する城郭施設や重要文化財、特に木造の施設が文化庁の指導で文化財保護や再現性を慮る余り、防火設備に対する考慮が薄いことはこちらも気にしていた。現存天守は12天守全部、復元天守も金沢城などの例外を除き、スプリンクラーを装備していない。しかし、首里城ほどの大規模城郭に装備がないのは意外だった。

 

 那覇の首里城と北海道・根室のチャシ群は100名城巡りでは最後の城として選ばれることが多く、施設側もそれを意識して「100名城コンプリート」の記念撮影のサービスをしている。当方も200箇所の城郭のうち、すでに180城を廻っていることから、首里城か対馬の金田城(続100名城)を最後にしようと考えていたので、今回の事件は残念かつ無念である。

 

※カッコ内はネクスコ西日本ハイウェイナビゲータによる概算値。

 

(補記:河野)

 折しも激減した韓国人観光客数の回復をめざし、沖縄県の玉城デニー知事が訪韓中だったが、首里城が炎上した10月31日、予定を切り上げて帰国し、翌日には東京の首相官邸を訪ねて菅官房長官と会談、首里城復元に向けて政府へ協力を要請した。

 

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JUGEMテーマ:生活情報

 

(文責;河野)

 

 野菜を調理すると、皮やヘタなどたくさんの野菜くずが出て生ゴミが増えますが、一方で、「野菜は皮に栄養がある」という話もよく聞きます。そこで、そんな野菜の栄養をあまさず使い切る方法はないかと思案していたところ、出会ったのが野菜くずで出汁をとる「野菜ブロス」です。

 

 我が家では以前は出汁を取るのに市販のだしパックやコンソメキューブを使っていましたが、5、6年前に野菜ブロスを作り始めて以来、だしパックはまったく使わなくなりました。続いているのは、面倒くさがりな私にも取り組めるほど簡単で、しかも料理の美味しさが増す、というところにあると思います。そこで今回は、我が家の野菜ブロスの作り方をご紹介しましょう。

 

(1)冷凍しておいた野菜くずを適量出す。

 

 

 料理の都度出る野菜くずを、まとめてジップロックなどに入れて冷凍しておき、出汁を作るときに適量を出します。写真は柿の皮、たまねぎの皮、だいこんの皮、キャベツの外側、しめじの石づきの部分などを集めた野菜くずです。

 原則、どんな野菜くずもOKですが、じゃがいもの皮だけは避けましょう。じゃがいもの芽や緑色になった部分に天然毒素が含まれるためです。

 

(2)市販の「お茶パック」に野菜くずを詰める

 

 

  凍ったままの野菜くずを、市販の「お茶パック」に詰めます。パックが大きいサイズのものがオススメです。

 

(3)鍋に水と凍ったままのパックを入れて、火にかける

 

 

(4)煮立てると、写真のような出汁が取れる

 

 

 このままだと野菜の煮汁の味で、それなりに美味しいのですが、和食に使うなら煮干しを入れて一緒に煮出し、洋食に使うなら少しコンソメを、中華に使うなら鶏ガラスープの素を加えると、滋味たっぷりの出汁が出来上がります。味噌汁やスープのほか、おでんやシチューをはじめ各種煮込み料理のベースに使うことができます。

 

 

 使いおわったパックはそのままゴミ箱へ。野菜くずのカサが減り、しかも一度火を通しているため生ゴミ特有のいやな匂いもありません。ただし、出汁特有の匂いはあるので、早めに処理しましょう。

 

 野菜ブロスのパックは、使う都度作ってももちろんいいのですが、あらかじめたくさん作っておき、冷凍庫で保存しておけばいつでもすぐに使えて便利です。野菜だけでなく、エビの殻、鶏皮などを入れてもOK。パックに入る素材によって出汁の味が微妙に変わり、毎日の食卓が豊かになります。

 ぜひ、おためしください!

 

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JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:堀内)

 

 

 そろそろ在庫がなくなってきたおじゃるシャンプー、写真を見ると右端に1個だけありますが、隣にたくさんあるのは前日に作った新型です。少し製法を改良しました。

 

 

 上の写真は新型(左)と従来型を並べてみたものです。写真では違いが分かりにくいですが、新型は新しい成形法を用い、より硬くなり、密度が高くなっています。そのため大きさはほぼ同じですが4%増量されています。使い勝手などは従来品と同じです。なお、1個残った従来品は自家消費することにしました。

 

 大豆を茹でる際にできる茹で汁には大量のサポニンが含まれています。これはムクロジと同じ系列の界面活性剤でかき混ぜると写真のように泡立ちます。そのため、洗浄補助剤としてムクロジ石けん(ムクロジ4:大豆1の比率)に配合しています。写真の茹で汁も洗浄力は石けんに劣りますが、これで鍋などが洗えます。

 

 

 石けんなど洗剤は環境への負荷を考えれば使用量は控えた方が良いことがあります。ムクロジなどサポニンの利用、洗浄のメインを一般的なラウリン酸系活性剤(ヤシ油)ではなく、より効率の良いオレイン酸系活性剤(オリーブ油、椿油など)としていることは環境への配慮です。

 

 

 この写真は、新製品の釜炊きオリーブ石けんの石けん素地です。これを切り分けて乾燥させても石けんとして使えますが、均質化のため当舎ではいったん砕いて用いています。塩析された石けんは途中数回水洗いして残留アルカリが洗い流されていますので、コールドプロセス(CP製法)に比べ安全性という点ではむしろ高いものになっています。

 

 CP製法の代表としては当舎ではデクレット、塩析法の代表がこの釜炊き石けんですが、どちらもオリーブ油が主原料のオレイン酸系の石けんで、環境への負荷が軽いと同時に洗浄力も高い石けんです。

 

 

 最後の写真は現在試験中の新型ムクロジ石けん。現行型でも十分な能力がありますが、手切りによるワイルドな外観やバラツキの大きさ、浸み出した炭酸ナトリウムには(使えばほぼなくなる)改善の余地があり、試作品はおじゃるシャンプーの新製法(熱間真空成形法)を応用したもの。

 

 形状(試作品は丸型35g)については、際立ったコンパクトネスと引き換えに「台から滑って落ちる」ことがこのシリーズの弱点として長い間指摘され続けたものですので、写真の丸型ではなく、もう少し置きやすい形状を考えています。

 

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JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:堀内)

 

 もくせい舎ではコールドプロセス製法のほか、釜炊き法(釜炊きオリーブ石けん)や塩析法(もくせい犀、もくせいX)の石けんも作って販売していますが、こういう様々な技法を駆使できるのですから、当然、粉石けんも作れます。

 

 

 ただ、粉石けんは販売には適しておらず、まず分量がかさばる上に単価も上げられず、依頼されて600円/kgで製作したことはありますが、送料も含めると市販の方がずっと安く、合成洗剤はさらに安いため、ハンドメイドの当舎の商品には適さないということで自家用のみ製作しています。しかし、それでも100%自家製というわけではありません。

 

 

 写真はスーパーの片隅で細々と販売されているウタマロ石けん、廃油を原料とし、脂肪酸ナトリウム98%の製品ですが、廃油や獣脂が原料の石けんは水に溶けにくく、使い勝手もそれほど良くありません。用があるのは石けんではなく含まれている蛍光剤。

 

 自家製の粉石けんを用いる場合、市販の合成洗剤より劣ることとして、洗たくを繰り返すと衣料に使われている蛍光剤が剥離し、その部分が黒ずむことがあります。市販の洗剤は蛍光剤を配合して補充することで黒ずみを目立たなくしていますが、自家製の石けんには入っていないので、使い続けるとシャツなどが黒ずんでしまいます。

 

 蛍光剤は蛍光分子が光(紫外線)を吸収して構造を変えた後(異性体)、元の構造に戻る際に光を放出する現象を利用したものです。ドイツのバイエル社の発明ですが、この化学製品を造り出すことは当舎の仕事ではありません。蛍光剤はそれのみでも入手できますが、あまり費用を掛けたくないので、ここはすでに含まれている市販品を使うことにします。市販のウタマロ石けんを粉砕し3〜5%ほど混ぜて使います。

 

 

 蛍光剤は発がん性が指摘されていますが確定したものではなく、希釈して使うので使用量はごく少なく、少量でも漂白効果があることから、むしろ汚れ落ちが良く環境に優しいという粉石けんのメリットの方が大きいものになります。

 

 案外知られていないこととして、家庭用の廃油などから作る自家用の粉石けんは溶け易さや汚れ落としの能力、水アカの残留などにつき市販のそれより優れています。原料となる油の出所が家庭用は植物性油脂、業者用は獣脂その他と異なるためで、上記のように多少の工夫をすれば、他にもコツがありますが、自家用に粉石けんを作るメリットは十分にあります。

 

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JUGEMテーマ:読書

 

(文責:河野)

 

 今日9月15日は「関ヶ原の戦い」が起こった日です。手元にある高校の日本史の教科書では、そのことについてこのように記述されています。

 

 五奉行の一人で豊臣政権を存続させようとする石田三成と家康との対立が表面化し、1600(慶長)5年、三成は五大老の一人毛利輝元を盟主にして兵をあげた(西軍)。対するのは家康と彼に従う福島正則、黒田長政らの諸大名(東軍)で、両者は関ヶ原で激突した(関ヶ原の戦い)。

(改訂版 詳説日本史 山川出版社 2009年3月5日発行)

 

 関ヶ原の戦いは、大河ドラマや歴史小説で何度も繰り返し描かれてきましたが、それらを娯楽として楽しみながら、どこか「腑に落ちない」感じが残ることがあります。例えば上記の記述を見ると、家康に従った諸大名として福島正則、黒田長政の名前が挙がっていますが、彼らは豊臣恩顧の武将で家康と主従の関係にはありません。なぜ本多氏、榊原氏など家康の重臣が中心にならなかったのでしょうか。(写真は関ヶ原の戦いの開戦地と伝わる場所)

 

 敗北した三成が自害せず逃亡したことも不思議ですし、勝利した徳川家康がその後完全に天下を掌握するのに15年もかかっていることにも引っかかりを感じます。(写真は関ヶ原、石田三成、島左近陣地)

 

 

 そんな中、おなじみの「関ヶ原」の信憑性について一次史料をもとに考察し、新解釈を試みる本に出会い、手に取ってみました。白峰旬著『関ヶ原合戦の真実〜脚色された天下分け目の戦い』(2014年 宮帯出版社)です。

 

 

本書では、関ヶ原の戦いについて関係史料を再検討し、一次資料と二次資料を峻別しつつ、本当の関ヶ原はどんな戦いだったかを明らかにしようとしています。

 その詳細については本書をひもといていただくことにして、興味深く感じたことをお分かちしたいと思います。

 

 関ヶ原の戦いについては、実際に参戦した人や同時代人の残した文書に比べ、年代が下っていくごとに記述が詳細になり芝居がかってくることが分かります。それは例えばウィキペディアなどネット百科でしばしば起こる編集合戦によく似ています。自分の都合の良い情報や解釈を広めたい、という意図があるのです。(写真は関ヶ原、大谷吉継の陣地から望む松尾山、小早川秀秋陣地)

 

 

 もう一つ、心に留まったのは、関ヶ原の戦いについての記述に脚色が増えていくのは、戦いから70年余りが経過してからだということです。実際に関ヶ原を経験した第一世代が世を去り、言い伝えが一人歩きし始めたことによるのでしょう。また徳川政権の安定とともに、徳川家に阿(おもね)るために話を「盛る」ということが行われたこともあったかもしれません。

 今の日本でも、戦後70年余りが経過する中で、似たようなことが起こり始めているように思います。しかし、やはり自分たちの信じたい歴史ではなく、歴史的事実に根ざした複数の視座を持ちながら、この国を見つめていたいものです。過去を学ぶことでしか、将来を見通すことはできないのですから。

 

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JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:堀内)

 

先にご紹介した釜炊きオリーブ石けんですが、試作品のため(廉価に)郵送で送れないという欠点があり、今度は厚さ3センチのクリックポストに収まる品を作ることにしました。

 

作り方をおさらいしますと、

 

\坐したオリーブ油を使い、ゆっくりと時間をかけて(1週間〜10日)石けんを作ります。

 

石けんづくり

 

 

△任上がった石けんを塩析して洗い、脱水してブロックを作ります。このブロックも石けんとして使えます。

 

ブロック

 

 

ブロックを粉砕して計量して型に圧入し、乾燥させてできあがりです。

 

粉砕

 

 前回は△泙任旅程でブロック状にした石けんを削り出して石けんとしましたが、今回は質の均一と生産性を考えてあえて粉砕することにし、これを「もくせい犀」の型を使って型入れして成形します。

 

 「もくせい犀」の製造経験で乾燥期間を長く取ることにより、昼夜の寒暖差で収縮を繰り返して凝集して硬化することが分かっていますので、今回はメリットの多い粉砕技法を使うことにしました。100%オリーブの生地は飽和脂肪酸を含む「もくせい犀」の生地とは肌触りや溶けやすさがまるで違います。

 

 上記の工程では△最も難しく、一定の大きさにするにはかなりの技術と大量の油が必要です。粉砕技法ではこの辺りの難易度がかなり軽減でき、石けんとしては差がないことから、今回はこの技法を用いることにしました。

 

釜炊きオリーブ石けん

 

 出来上がった石けんの泡立ちはやや穏やかですが、泡立ちについては配合を変えたりスクワレンやグリセリン、油分を加えることで改善することは簡単です。ですが、オリーブ100%の石けんにはこの石けんにしかないシンプルな良さがあります。そもそも17世紀に濃い化粧に脂性肌のルイ14世が求めていたものはこういうものです。

 

「バターも獣脂もいらぬ。オリーブで作った石けんをこれへ(ルイ14世)」

 

 残念ながら、ルイ14世が本当にこう言ったかどうかは確認できませんでしたが、王が石けん作りに基準を定め、規則を破った業者を追放処分にしたことは本当です。その通りに作れば、獣脂どころか他の植物油さえ用いることなく、石けんとはこういうものになります。誰も作っていないので、これは当舎で作ることにしました。

 

 使い勝手については、ルイ王の好みが万人の傾向とは私も思いませんが、使えば王が石けんに求めていたものが何かは分かると思います。

 

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