JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:堀内)

 

 河野から5月、6月にテストした石けんのレポートが上がってきたのでお知らせします。

 

 

【特製】タヒチバー使用感レポート
2020年5月23日
 ココナッツ油のみで作っただけに、大きな泡がわーっと立ち上がり、ゴシゴシと豪快に体洗いができる。汗をかいたあとや、水泳したあとなどにぴったりと思う。油の性質上、やや刺激があること、またやや洗浄力に劣ることがあるが、肌のつっぱりなどはなく、使いやすい。

 

 ココナッツ油は刺激があるということで、石けんの教科書では20%以上の使用は推奨されていません。当舎ではさらに低い利用率にとどまっていましたが、制作前に調べるとココナッツ100%の石けんは南国みやげとして本当に作られているようです。そのため、当初はオリーブ油など加えマイルドに仕上げるつもりでしたが、オリジナルを尊重して100%で作ることにしました。カプリン酸の刺激があるので洗顔には向きませんが、泡立ちの良さは当舎の石けんでは他に類のないものです。

 

 

【特製】メントール石けん使用感レポート
2020年5月30日
 爽やかなメントールの香りにつつまれて、心地よい石けん。泡立ちもよいが、泡に触れてすぐスーッとするような感じではなかった。しかし、汗ばむ感じがなく、風呂上がりに肌が空気に触れると、冷感がしてとても涼しく感じた。まさに夏向きの仕上がり。

 

  タヒチ・バーが刺激が強すぎる場合に備えた姉妹品として同時期に作りましたが、元の色はタヒチ・バーと同じ白で、識別のために顔料を添加しています。配合はココナッツ油が多めですが、他にオリーブ油やパーム油も加えられています。「もくせいバード」より泡立ちが良く、バランスの取れた仕上がりです。

 

 

【特製】グレープシードオイルの石けん使用感レポート
2020年6月20日
華やかな泡がわーっと立つ。肌触りがとてもなめらかで、気持ちよく洗える石けんになっている。洗い上がりはお肌がツルツ

ルになり、ツッパリ感も残らず快適である。泡は軽めだが独特の粘りがあり、肌にたっぷりの保湿感を与えてくれる。乾燥しているときにオススメだと思う。

 

 昨年販売して好評だったぶどうの石けんのリバイバルです。グレープシード油を主体とし、ビタミンに富んだ豊かな泡立ちはオリーブより軽やかで使いやすい石けんです。ぶどうエキスは生のぶどうを濃縮して作るのですが、製造に手間がかかるため、次からは市販のワイン(アルコール蒸散処理済みでほとんど同じもの)を使い、白、赤とバリエーションを増やしても良いかもしれません。

 

 【特製】マークの石けんは毎日使うには少し個性が強いものの、目慣れない配合、材料を用いた少量生産品です。お値段は少し高めですが、限定生産なのでご容赦ください。この石けんは比較的好評だったので、材料の問題が解決できれば、価格を見直してデクレット、バード等と同じ常時在庫品に加えても良いと思います。

 

 

犀(檸檬)使用感レポート
2020年6月17日
あまり檸檬の香りはしないが、泡立ちはとてもよく、なめらかで心地よい。泡立てると、少し檸檬っぽい香りになった。メントールが配合されているため、檸檬という名前から期待される清涼感があり、とても爽やかな洗い上がり。名前に負けない石けんになっている。

 

 2020年度の「犀(もくせい)」は原料を前年度より細かく砕いています。そのため、使用感としては通常の石けんと変わらず、また、生地の質も改善されているため使いやすい石けんに仕上がっています。レモンの香りは弱く、レポートの通り「ほのかに香る」程度ですが、それでも10%以上のレモン分があり、こういった少量成分が意外と石けんに影響することは他の「犀(もくせい)」と同じです。

 

 

犀(胡瓜)使用感レポート
2020年6月19日
泡立ちはとてもよく、キュウリを切ったときの草っぽい匂いもしない。レモン、ローズマリーのアロマオイルで香りをつけたが、その香りもあまりせず、微香という感じだが、石けんの油っぽい匂いを消す効果はあげているようだ。使い心地もよいが、洗い上がりはキュウリ成分の効果なのか、とても肌がすべすべつるつるになった。

 

 「犀(もくせい)」にはいくつか傑作と呼べる石けんがありますが、石けん素地と使用原料との相性で偶然の産物です。「胡瓜」は「檸檬」制作の残り材料で作った石けんですが、練り込んだキュウリに意外な効用があり、香りなどでは自慢できる所はありませんが、とても洗い上がり感の良い石けんです。

 

 5月、6月は他は補充が要請されたデクレットやバード、パルマ・クリスティやマッサージ石けんを制作しました。コンスタントに出ていく前二者はともかく、後者は堅調な売れ行きで、補充は1年半ぶりのことになります。パルマは一昨日型出ししましたが、今までと比べても、今回は傑作の予感です。当舎の石けんの製作技術は当初の試行錯誤の段階を脱し、安定期に入っています。

 

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