JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:堀内)

 

 新型コロナウイルスの流行でマスクや消毒剤が必要なことがありますが、現実にはかなり以前からこれらの品物は店頭で入手できないものになっています。マスクについては手作りすることもできますが、消毒剤についても実はいくつかの選択肢があります。

 

 0.1%濃度の石けんまたは逆性石けんは界面活性作用でウイルスを分解することができ、次亜塩素酸ナトリウム同様、アルコール消毒剤の代用として用いることができます。なお、オスバン等に代表される逆性石けんは入手が困難になっています。

 

 

 もくせい舎では従来から台所用液体石けんとして「おじゃるサポーター8」を製造して販売してきました。これは濃度30%の液体石けんで3〜8倍に希釈して用いるものですが、より薄めることで消毒剤として使うこともできます。

 

(もくせい舎式・石けん消毒剤)
おじゃるサポーター8    小さじ3分の1
ホワイトリカー(35%)    500cc

 

 この濃度でも界面活性の能力はあり、スプレーで吹き付けて汚れを分解して落とすことができますが、1本のサポーター(80cc)から24リットル(300倍)の消毒液を作ることができます。材料は無添加の石けんで、合成洗剤と違い、手肌に吹き付けても害はありません。スプレー瓶が入手難なのが問題ですが。

 

 

 溶媒が低濃度のアルコール※のため、消毒用のようにすぐに蒸発しませんが、スーパーの店先に置いてある消毒剤くらいの能力はあります。現在はバージョンアップを検討しており、近いうちにお目見えできると思いますが、当舎の液体石けんにはこういう使い方もあります。

 

※アルコールの殺菌能力は80%が最大です。無水アルコール(99.8%)ですと殺菌作用を発揮する前にアルコールが蒸散してしまい、殺菌作用は劣るものになります。35%のアルコールですと細胞に浸透はしますが細胞膜を破壊することはできないため、レシピでは殺菌能力よりも蒸散性を主眼として配合しています。いずれにしろ、高濃度のアルコールは現在では入手困難です。

 

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