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(文責;河野)

 

 野菜を調理すると、皮やヘタなどたくさんの野菜くずが出て生ゴミが増えますが、一方で、「野菜は皮に栄養がある」という話もよく聞きます。そこで、そんな野菜の栄養をあまさず使い切る方法はないかと思案していたところ、出会ったのが野菜くずで出汁をとる「野菜ブロス」です。

 

 我が家では以前は出汁を取るのに市販のだしパックやコンソメキューブを使っていましたが、5、6年前に野菜ブロスを作り始めて以来、だしパックはまったく使わなくなりました。続いているのは、面倒くさがりな私にも取り組めるほど簡単で、しかも料理の美味しさが増す、というところにあると思います。そこで今回は、我が家の野菜ブロスの作り方をご紹介しましょう。

 

(1)冷凍しておいた野菜くずを適量出す。

 

 

 料理の都度出る野菜くずを、まとめてジップロックなどに入れて冷凍しておき、出汁を作るときに適量を出します。写真は柿の皮、たまねぎの皮、だいこんの皮、キャベツの外側、しめじの石づきの部分などを集めた野菜くずです。

 原則、どんな野菜くずもOKですが、じゃがいもの皮だけは避けましょう。じゃがいもの芽や緑色になった部分に天然毒素が含まれるためです。

 

(2)市販の「お茶パック」に野菜くずを詰める

 

 

  凍ったままの野菜くずを、市販の「お茶パック」に詰めます。パックが大きいサイズのものがオススメです。

 

(3)鍋に水と凍ったままのパックを入れて、火にかける

 

 

(4)煮立てると、写真のような出汁が取れる

 

 

 このままだと野菜の煮汁の味で、それなりに美味しいのですが、和食に使うなら煮干しを入れて一緒に煮出し、洋食に使うなら少しコンソメを、中華に使うなら鶏ガラスープの素を加えると、滋味たっぷりの出汁が出来上がります。味噌汁やスープのほか、おでんやシチューをはじめ各種煮込み料理のベースに使うことができます。

 

 

 使いおわったパックはそのままゴミ箱へ。野菜くずのカサが減り、しかも一度火を通しているため生ゴミ特有のいやな匂いもありません。ただし、出汁特有の匂いはあるので、早めに処理しましょう。

 

 野菜ブロスのパックは、使う都度作ってももちろんいいのですが、あらかじめたくさん作っておき、冷凍庫で保存しておけばいつでもすぐに使えて便利です。野菜だけでなく、エビの殻、鶏皮などを入れてもOK。パックに入る素材によって出汁の味が微妙に変わり、毎日の食卓が豊かになります。

 ぜひ、おためしください!

 

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