この所あまり書いてませんが、別に病気とか忙しいわけではありません。ウクライナ戦争による一昨年からの原材料の高騰は困った問題ですが、手作りの素朴な品を提供しているこちらとしては、価格高騰が商品を皆様の手の届かない所に押しやってしまうことがないように気を遣っています。例えば上級品の石けんは価格転嫁しましたが、エントリー品は価格を据え置く。石けんの厚さを1ミリ厚くしてお買い得感を増すと同時に端切れの部分を多くし、塩析石けんの材料を多めに確保するとか。
※ もくせいバードや穣、もくせいパディ、犀シリーズは価格据え置き、その他は値上げの措置を取っています。カスティール石けんのように分量を減らして価格を下げたものもあります。
そもそもの原因、スペインにおけるオリーブの大凶作については、こちらも言いたいことがないわけじゃありません。一昨年からフォローしているこちらとしては、これは明らかに人災だった。ロシアの侵攻で天然ガスの供給が滞り、電気代が急騰したので先ず散水機を止め、次いでロシア・ベラルーシが主産地のカリ硝石が制裁で入手困難になったので肥料を撒くのを止め、加えて地球温暖化、これでは凶作になるに決まっている。スペインのオリーブ油生産は全世界の4割を占め、数ある石けん材料の中でも特に値上がり幅が大きい。
冗談ではない、と、当面終わりそうにない戦争も含めてここ1年ほど、スペイン農家に恨みがましい感情がありましたが、確か彼らの言い分では、電気も肥料も使えなくなった農場のオーナーが天を仰ぎ、
「あとはお天道様に任せる(原文不詳)」
だったと思います。この言葉、ずっと気になっていて、その後当然のように凶作になったので、そういう風情ではなかったトルコ産などがシェアを伸ばしていることを見ても本当に良いのかと思っていたことがあります。
※ トルコはヨーロッパ、地中海沿岸諸国の中では例外的にロシア産肥料の依存度が低い国。いちばん多いのはモロッコ。
が、それから二年近く経って考えてみると、「実はそれで良かった」のではなかったかと思います。油は安くなりませんが、たぶん何を商品価値として考えるかの違いだと思います。
オリーブ油は現在は重しを載せて搾り取る圧搾法ではなく、遠心分離機で搾油する方法が主流ですので、売られているようなエキストラ・バージン油とピュアオイルの区別は実はありません。ですが実はそれでもまだ高いので流通している品の多くは搾り滓から化学的に分離させたポマス油をベースに用い、搾油した油を20〜30%加えて商品に仕立てています。日本は基準が緩いので、それでもバージン油として販売できます。
ただ、これを使う料理人サイドから見ると、バージンオイルとポマス油は明らかに違いますし、IOCやFAOの基準ではトリグリセライドの純度が問題で色や香りなど官能評価はおまけみたいな扱いですが、料理人としては純度でしたらサラダ油が一番ですので、基準から多少外れても強い香りや鮮度などを重視するのではないでしょうか。
家庭菜園などやると感覚的に分かることですが、条件が厳しかったり、肥料が少なかったりした野菜は、枯れてしまっては元も子もありませんが、スーパーの野菜や通俗的な「有機農法」のそれより滋味があり美味しいことがあります。
もしかしたら、栽培を放り出したかのように見えるスペイン農家の対応は、オリーブ自体元々乾燥に強い植物であることから、条件が悪い方が品質自体はむしろ良くなるという判断かもしれません。トルコ産がシェアを伸ばしていますが、元々生産量が多くないので大半がポマス油との混交品で品質としてはイマイチです。そんなものを売るくらいなら稼ぎは半分に減ってもブランディングを維持した方が良い。
それでも、手入れもせず農地を数年間放置しても大丈夫というのは、その土地の地力に対する強い信頼があるのでしょうし、時期が来ればトルコなんかに負けないぞという強い自負の現れでしょう。たぶん肥料や電気というのは、彼らに取っては20世紀に入ってから現れた「おまけ」で、あってもなくても良いものなのでしょう。
石けんの場合はどうかというと、元々石けんはバージン油やピュアオイルを搾油した残り滓から作られるものです。本場ではそうですし、付加価値の高い食用オイルを原材料になんかしません。それにイタリア料理の職人が繊細な感覚を駆使して使うようなオイルを石けん製造に用いるのは過剰品質です。品質の保持やけん化率などに影響しますので違うものが入っていることは困りますが、そこは見分けて使っています。
※ 「釜炊きオリーブ石けん」は当舎独自の製法によるオリーブオイル100%の製品です。
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2024年も年明けからはや1か月がたちました。
物価高騰が続くなか、今年はコンスタントに注文していただける定番商品のさらなる品質向上に努めながら、選ぶ楽しさ、使い分ける楽しさを感じていただける、個性ある石けんづくりを継続していきたいと思っております。
今回は、昨年末から販売を始めた新商品2種をご紹介します。
(1)もくせいパディ
「もくせいパディ」は、米油とココナッツ油、パーム油を用い、コールドプロセス製法で作り上げたマルセイユタイプの石けんです。米油はビタミンEを多く含み、酸化しにくい特長があります。とろけるような、なめらかな肌触りと豊かな泡立ちで、使いやすく仕上がっています。
(2)犀 東風
「犀(もくせい)」は特製の石けん素地を用い、花やハーブの香りをつけた石けんです。冬の新作「東風」は自家製ローズマリーを漬け込んだローズマリー油とエゴマ、カルダモン、陳皮、シナモンを配合し、シナモンリーフ、クローブリーフのアロマオイルで香りをつけました。なつかしいニッキ飴のような爽やかな香りです。
なお、本商品より、旧作同様、手のひらサイズで使いやすい、四角形に形を変更しております。
どちらも、冬の乾燥にやさしく、使いやすい石けんです。
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2023年は大変な年でしたが、オリーブオイルを含む原材料の高騰が続いており、当舎としても石けんの制作はこれまでより考えなければいけなくなっています。オリーブオイルの不作は予測されていたので米油やひまわり油の石けんをリリースして対処しましたが、意外だったのは豚脂、ごま油が値上がりしたことで、これらは国内精製で値上げ幅は大きくないだろうと思っていたのが見事に裏切られた感じです。
ただ、値上げの中には消費者心理を悪用して必要よりかなり高めにしている例もあり、小売店に多いですが、プロ用の商品はさすがに見抜かれるのか値上げ幅は小さいです。例えば牛脂などはほとんど値上がりしていません。それに小売の方でも一部の店舗ではやりすぎを反省している所も出ており、値下げの動きもあるようです。
土中の窒素が生育に影響する野菜、玉ねぎやじゃがいもなどは生育も悪く高止まりしています。窒素肥料の産地はロシア、ベラルーシと全世界的に偏っていることがあり、この傾向は当面続くと思われます。ですがニンジンや白菜などは陽当りが良かったせいか生育も良いようです。
魚については地球温暖化の影響か、アジが巨大化しています。元々放っておけば40センチくらいまで生育する魚のようですが、ブリも各所で捕れるようになっています。反面、サバやイワシの流通は減っており、サンマはすでに高級魚です。
石けんや燻製品の制作については、当舎は必要なものは価格転嫁するという方針ですが、オリーブ油はやはり値上がり幅が3〜5割と大きく、大量購入で価格を下げるなど決め手もありませんので、多用する商品は値上げすることとしています。例えばデクレットは320円から360円に値上げしましたが、これ以上は上げたくないものです。
燻製チーズについてはバリエーションを考えても良いと思いますが、私自身が一口チーズの燻製品に500円も出す気はしません。技術は向上しており、もっと大型の燻製も作れると思いますが、配送が宅配便になってしまいます。色々考えていますが、現在の商品を超える完成度は難しいと思います。
石けんはボトムエンドの商品は値上げしないこととし、概ね250円で統一しています。あと、従来は雑貨石けんの扱いだったカスティール石けんをスタンダードサイズに型を変更して販売しています。この石けんは台所用と銘打って販売していましたが、なぜか東日本で売れ行きが良く、大半が浴用として使われていることによります。価格は250円から230円に値下げし、現在ではこれが当舎でもっとも廉価な石けんになっています。
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秋を一足飛び越して、急に冬がやってきた、という感じの寒さになってきましたね。
この時期、気になることといえば、はやりお肌の乾燥ではないでしょうか。雨が少ないこの秋は、琵琶湖の水位もマイナス60センチを記録し、普段は湖底に沈んでいる明智光秀の城、坂本城の石垣も水面から顔をだしているようです。
そんなときに使いたい、保湿感たっぷりの石けんを、2個セットにしてお届けすることにしました。
もっちりした泡とスパイシーな香りが特徴の、英国王室にゆかりの石けん「ブラウン・ウィンザー」、またはオリーブ油72%という配合をベースにした「マルセイユ石けん」と、花やハーブの名前がついた、グレープシードオイルを用いた豊かな泡立ちの石けんを、2個1セットにしています。6種類の組み合わせをご用意しています。
数量限定となります。
Aセット:ブラウン・ウィンザー/カサブランカ 6セット
Bセット:ブラウン・ウィンザー/レモンピール 7セット
Cセット:マルセイユ石けん /ユーカリ 6セット
Dセット:ブラウン・ウィンザー/ユーカリ 2セット
Eセット:ブラウン・ウィンザー/キンモクセイ 2セット
Fセット:マルセイユ石けん /デンファレ 7セット
気になるセットは、ぜひお早めに!
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(文責:堀内)
秋らしい季節になってきましたが、ブログの更新を見るとなんとまあ、2ヶ月近くも更新していません。
実を言うと今年の暑さは尋常ではなく、私も河野も夏バテでサイト更新の気力さえなかったというのが本当で、石けん作りもしなかったので話題もなかったことがあります。ただ、スモークチーズの注文は例年より多いものでした。普通、夏場には売れない商品なのですが。
今回はそのスモークチーズの作り方を紹介します。「桜のチップで燻したスモークチーズ」は当舎のロングセラー商品で、元々は私が河野の年初パーティー用に作った一品物ですが、その後も引き合いがあったので、作り方を少し変更し、当時と同じ製法で時間を掛けて作る商品です。
チーズは市販されている特定銘柄のプロセスチーズを用います。某有名メーカーの北海道工場で生産されている製品で、中心まで加圧加熱殺菌されており、通年で販売されている商品ですが、そのままですと水分が多すぎてつぶれてしまいます。そこで別途製作した乾燥器を使い、24時間以上掛けて水分を抜きます。一度に多数を作るために必要なノウハウで、燻製釜に付きっきりだった最初のチーズにはなかった工程です。ただ、あまり旨そうな色ではありませんね。
※ 乾燥の写真は取り忘れましたが、時間を置いて2回ほど、殺菌と洗浄のためにブランデーと蒸留酒に生ニンニクを滲出させた液体を塗布します。強いニンニク臭がありますが、燻製で香りはほとんど残らないので分からないと思います。
燻製を始めるとこのように色付いてきます。燻製の方法は温燻で、だいたい40〜60度の範囲で加熱します。燻製器は自作したものですが、最大10個まで作ることができ、それ以上の個数では中身を入れ替えながら燻製します。15〜20分ほどの燻製を途中冷却しながら何回も続けます。
燻煙は温度が低い方が良く付き、また、長時間加熱しているとチーズが変形するために、途中、取り出して放冷します。
下敷きも変更します。水分の多い柔らかい状態では大きめのサイズを用いますが、燻製では煙が回りやすい一回り小さいサイズを用います。ポリプロピレン製で、耐熱温度(110℃)は十分な余裕があります。当初はアルミホイルを用いていました。
さらに燻製を続けます。
そして冷却。写真は撮りませんでしたが、時折裏返して裏面も燻製します。底部の燻製はその他ほど厚くありませんが、それでも表皮ができる3回以上の燻製はしています。これも燻製して他と同じ色、厚さにすることは可能ですが、リクエストでは現在のままで良いことになっています。
実は夜間も燻製しています。その日の燻製の後、乾燥に用いた乾燥器にチップを入れ、冷燻で8時間以上燻製します。それだけ早く作れますし、温燻では滲出しない成分も滲出し、燻製材を効率良く使うこともできます。
翌日も燻製し、良い色合いになったら河野を呼んで確認してもらいます。OKが出たら作業を終了し、チーズが冷えるのを待って真空パックで梱包します。
完成したスモークチーズ。私の作業はここまでで、後は河野に引き渡します。発送までチーズは冷蔵庫で保管されます。
だいたい乾燥(水抜き)に1日、燻製に2日と最短でも3日の日数が必要ですが、日数は材料となるチーズの状態に左右されます。
夏場は搾乳したミルクの水分量が多く、脂肪分が少ないため同じチーズでも水っぽいものになります。気温も高いので乾燥器を使うことはできません(常温でつぶれてしまうため)、乾燥は冷蔵庫で行いますが効率が悪く、時間は倍必要です。燻製も一日では終わらず、概ね2〜3日必要です。
初夏、初秋はキャンプシーズンで、ブロックチーズはベーコンと並ぶキャンプの人気者です。なので増産で水分量が増やされ、その場合は乾燥には時間が掛かります。また、見た目では分からないチーズ自体のムラ(水分、脂肪分の不均衡分布)も多い傾向があります。なので特売日や大量入荷した製品を使う時には最初の工程に注意を払います。
冬はチーズ作りに最適なシーズンで、チーズの質も良く、概ね3日で全工程を完了することができます。
だいたいこんな工程です。通常のチーズやソーセージの燻製時間は約15分ですが、これらの場合はグリセリンを塗布して水分活性を下げ、薫香と保存性を両立しています。当舎のスモークチーズはそれらよりだいぶ効率の悪い製法で、原価率も当舎の商品の中では最も高いものです。商売としてやったなら、たぶん全くペイしないので、イの一番に商品リストから落とされるでしょう。ただ、これは元々商品として作ったものではありませんし、作っている私も他の石けんなどと違い、これを商品とは全く思っていません。
時間を掛けて水分を抜き、良く燻製された商品ですので厚切りはあまり向いていません。コスパも悪いです。長持ちもしますので、食べる際にはプロシュートのように薄切りにするのがオススメです。
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特製の石けん素地を用い、花やハーブの香りをつけた石けん「犀」シリーズに、新作「木漏日(こもれび)が登場しました!
山や高原を歩くと、木々をそよがせる風にのって、樹木の香りが漂ってくるような気がします。そんな、森林浴の気分を味わえるような香りをイメージして作り上げました。
オリーブオイルを主材料にした特製の石けん素地にカカオバター、ホホバオイル、自家製ローズマリーを漬け込んだローズマリー油を配合して作った石けんは、お肌をしっとりと保湿してくれます。檜のような香りの「サイプレス」と「クローブリーフ」のアロマオイルを用いて、森林の中に漂う樹木の香りをつけています。
バスタイムのひととき、香りでリラックスしてみませんか?
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もくせい舎では、主にオリーブオイルを主材料にした石けんを製作していますが、オリーブオイルと同等の性質を持ち、より安定的に使える材料についても検討してきました。というのも、世界情勢や地球温暖化による異常気象などで、石けんの原料となる植物油脂の価格が上昇傾向にあり、オリーブオイルについてもその影響が出ているということがあるからです。
そして、新たなシリーズとして製作・販売を始めたのが「もくせいソレイユ」です。
「もくせいソレイユ」は、ウクライナ産のひまわり油を主材料に、ココナッツ油、パーム油を用いてコールドプロセス製法で作り上げた石けんです。
ひまわり油の石けんは、もくせい舎立ち上げ当初に製作したことがあり、使用感は良かったのですが、ひまわり油自体が酸化しやすく、長期熟成・保管に向かないということがありました。
そこで、酸化しにくく、さらにオリーブオイルと同じオレイン酸を多く含む「ハイオレックひまわり油」を用いる新たなレシピにより、オリーブオイルで作った石けんと同等の肌触り・洗浄力を備えた石けんに仕上げました。
雪のように白く、泡立ちよく使いやすい石けんです。またウクライナ産を選ぶことで、戦時にあるウクライナを応援する意味も込めています。
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8月も半ばを過ぎ、酷暑も和らいできたと思いますが、あまりに暑いので石けん作りはしばらくお休みで現在は在庫品を中心に販売しています。こう暑くては作業するのもしんどいですからね。
お客様から「果汁とかいろいろ入っていない無添加の石けんを10個欲しい」という注文を受けたのですが、無添加といっても定義によりますが当舎の石けんはほとんど無添加です。ですが「犀(もくせい)」など、果皮入りや果汁入りの石けんは対象外ということで在庫からセレクションしてお渡しすることにしました。
マルセイユ石けんは当舎ではあまり売れていませんが、石けんの原点ということで制作した石けんです。1年熟成(350円)と無印(300円)がありますが、1年熟成は売れ残りではなく、最初から1年熟成させるつもりで作った石けんです。ですが現在は無印の方も1年経過してしまい、どちらも良く熟成された石けんです。色が違うのは使用しているオイルの色が違うから。
マルセイユ石けんには塩析タイプ(丸形・300円)もあり、これは無印を材料に塩析して石けん分を凝固させたものです。通常品より水に溶けにくく、塩析の特徴ですが泡立ちも軽やかです。当舎の釜炊きオリーブ石けんよりも使いやすい石けんです。
サンシャインバー(340円)の色は原料の未精製パーム油の色で添加物ではありません。もくせいバード(250円)は最初から無添加前提で作った石けんで、香料もエッセンシャルオイルも入っていません。
「穣(みのる)」とソレイユは前者(250円)は100%米油の石けん、後者(270円)はマルセイユ石けんの配合でオリーブ油をハイオレックひまわり油に置き換えたものです。油の特徴でオレイン酸の含有量はオリーブ油よりも多いです。
注文の合計は3,010円、送料は宅急便コンパクトで550円ほどですから、請求する金額は3,560円になります。こんな暑い中でも定期的に注文があることはとてもありがたいです。
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38℃とか39℃など、どこか他の国ではないかという暑さが続いていますが、ちょっと外に出るだけでも汗でビッショリ濡れてしまうような暑さには上質な石けんが良いものです。当舎の石けんならどれを使っても良いと思いますが、私も自分で洗浄剤を作れる喜びを今年ほど感じたことはありません。
引き合いの多いのはメンソールを配合した石けんですが、当舎には今年から販売しているメンソールバーの後継商品である「犀(もくせい)薄荷」があり、昨年作ったスペシャリティソープ各種類にも量は少ないですが配合されています。
メンソールバー、メンソール・クリア、佐和山も配合していた商品でしたが、全部売り切れてしまい在庫がありません。
メンソールは配合していませんが、石けんの泡が細かく汚れをスッキリと落としてくれる石けんには釜炊きオリーブ石けんを初めとするオリーブオイルの石けんがあります。マルセイユ石けんはコールドプロセスと塩析タイプの双方がありますが、あまり宣伝しなかったので在庫はそれなりにあります。メンソールの効果は一時的なものですが、皮脂を入念に落とした石けんの清涼感は持続します。
他の石けんもブラウン・ウィンザーやサンシャインバーは「濃ゆい」石けんですが市販のものに比べればサッパリとした石けんです。当舎は天然材料以外のものを用いていないので、変な石けんは作りたくても作れないことがあります。
ほか、もくせいバードや米油石けんの「穣(みのる)」、新しく作ったひまわり油のソレイユやカスティール石けんがあります。原材料費も高騰している折、適切な品を適切な価格で提供しているかどうかについては悩ましいものがありますが、当舎は当舎のやり方で、この夏を乗り切っていきたいとおもいます。
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JUGEMテーマ:社会の出来事
(文責:堀内)
3年と少し前に日本を脱出したカルロス・ゴーン氏が久しぶりに外交人特派員協会(FCCJ)で記者会見を開きましたが、この人も金商法違反の罪を最初に認めておれば、執行猶予か今ごろは出所して、ホリエモン同様ゲストとして芸能番組などに出ていたものをと思いますが、地球温暖化のせいか、最近では今まで尊敬されていた人がおかしなことをすることが多いようです。
例えば「日本権力構造の謎(Enigma of the Japanese Power)」はかつての私の愛読書でしたが、著者のウォルフレン氏が陰謀論にハマってしまい、人づてに最近の言動を聞いてもコロナはナノマシンを内蔵したウイルスでCIAの陰謀だとか、大丈夫かこの人という感じになっています。「アカウンタビリティ」という言葉や、日本でFCCJが日本記者クラブより信用があることも会長・副会長をしていたウォルフレンの功績に負うところが大きいのですが。
二人目はノーム・チョムスキー、大学教養でオースティン同様少し噛りましたが、気に入っているのはエッセイの方で、寸鉄人を刺すような鋭い提言は私も頷くことが多いものでした。ですが今ではウクライナ戦争はディープステートの陰謀などと言っている。
三人目はウラジミール・プーチン、犬好きの独裁者で戦争が始まるまでは日本でもファンが多く、マッチョな彼の勇姿を撮影したカレンダーは人気商品でした。講道館で黒帯を献呈されても辞退する慎み深さ、冬期の寒中水泳とか、心身共にそこらの政治家よりずっとマシと思えたのですが、マイダン革命で魔が差したとしか思えない。あれさえなければ今ごろはG8の長老として、G7からも追放されずに尊敬される指導者でいられたと思うのですが。
※ 2014年にロシアが革命で大統領が逃亡して親ロ派が蜂起したウクライナに派兵し、クリミアを併合してドンバスに大軍を駐留させた事件。このことに怒った他の先進国により、以降のロシアは日本以外のG7諸国に爪弾きにされている(>賢島サミット)。
こんな話を河野としたところ、ふと共通する特徴があることに気づきました。年齢についてはチョムスキー94歳からゴーン69歳まで幅がありますが、全員が10〜20年前に妻と死別するか離婚し、数年後に20〜30歳年下の若い妻を娶っていることがあります。
プーチンも糟糠の妻だったリュミドラと別れて30歳年下の体操選手カバエワと付き合い始めてからおかしくなり、ゴーン氏は22歳年下のキャロル・ナハスと、チョムスキーは分かりませんでしたが新妻は明らかに若いです。
※ 前妻との関係はといえば、ゴーン氏の昨日の会見では背後にしっかりと若い頃の自分とリタ(前妻)の写真を飾っていました。プーチン氏は修羅場だったと聞いていますが、夫婦の関係は複雑なようです。
河野は政治家の原口一博氏とギタリストのエリック・クラプトン、参政党の神谷宗幣氏を挙げましたが、最初からおかしい人(神谷)はこのコラムに含まないので除外するとして、調べてみると「ああ、やっぱり」という感じ。
私にはちょっと理解できないのですが、「女房とタンスは若い方が」という諺がありますが、せいぜいが10歳未満くらいで、20年や30年も差があるとそれはもはや別の人類で、理解も及ばないし、一緒に暮らしても疲れるだけだろうと思います。若いツバメを作られ搾り取られるに決まっている。そういえば和歌山にドン・ファンというのがいました。あれは明らかに殺人事件、、
財力に加え、過剰な権力志向や自意識過剰とかで結婚生活が持ってしまうものなのだろうか? しかし、何年経っても年の差は埋まるはずがないし、下手をすれば親よりも年上で映画や音楽の趣味も違う。ちょうど私の年代の人間が軍歌とか浪曲とかを聞くような感覚で、まともにやって行けるのか。
大昔の格言に「飽きないカップルには秘訣がある。互いに自分のことしか喋っていないからだ(ラ・ロシュフコー)」というものがありますが、こういう関係はたぶん、互いに共同生活の面倒な部分は省略するか無視できるような環境があるのかもしれません。365日四六時中おしゃべりだけでは持ちませんから。
各々の関係は多分に私生活の範疇だと思いますが、物騒なのは歪んだ関係が侵略戦争に繋がってしまうことです。プーチン氏についてはロシアにこんなジョークがあります。
ロシアによるクリミア併合後、カバエワが友人にこぼした。
「私は3月8日の国際婦人デーのプレゼントにクレム(クリーム)を頼んだだけなのに、彼はクルィム(クリミア)と勘違いしたようだわ。これではもう、カリャスカ(乳母車)は頼めない」
カリャスカ(коляска)はアラスカ(Аляска)のもじりで、アラスカはロシア領でしたが1867年に当時のアレクサンドル2世がアメリカに売却しています。
河野と会話しつつ、彼女はこれらの例で奇行に結びつく共通する理由があるのかを説明しようとしていましたが、あまり考えない方が良いこともあります。傾向は傾向として理屈の部分は棚上げにして(帰納法)、「そういう危険な傾向がある」とだけ頭に留めておけば、この件はそれで十分と思います。
※ 生理機能の衰えは先ず第一に挙げられるものですが、肉体的に衰えた分、虚勢を張る傾向はあるかもしれない。
ポール・クルーグマンはと思いましたが、直近の言動を見るに彼は大丈夫のようです。数学など理数系の素養をバランス良く持つことが予防に繋がるのかもしれません。そろばんは脳トレでは人気のある道具です。
「尊敬していた人がおかしくなったらショックやで〜」と河野は言っていましたが、上記の人々については私もショックです。できることは、自分がその当事者にならないように注意することくらいでしょうか。
(補記)
これらの傾向は女性にも見られ、NNN「今日の出来事」の櫻井よしこは現役当時は穏やかな喋り方の「みんなのお母さん」的な女性でしたが、今はまあ、、という感じですし、東京都知事の小池百合子も竹村健一のアシスタント時代はあんな魔女じゃありませんでした。ただ、これらの女性については外国留学組でキャリア志向の強い傾向が元々あったということで上述とは原因が違い、豹変は視聴者にはショックでしたが、本人たちにはあまり矛盾がなかったのかもしれません。
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JUGEMテーマ:手作り石けん
(文責:堀内)
もくせい舎では4年前から夏期にメンソール入りの石けん「メンソールバー」を制作して来ましたが、今年からは同じくメンソールを配合した石けんですが当舎の塩析石けん「犀(もくせい)」ベースにリニューアルしました。
「犀(もくせい)」は今春発売した「花筏」以降は製法を変更しており、より持ちが良く使いやすくなっています。イギリスのDr.Harrisの製法を参考にした圧縮成形法を採用しており、この方法により素材に熱を加えることなく強固で崩れにくく、均質な石けんを作ることができるようになっています。
研究自体はブラウン・ウィンザーと同時期に進めていたものの、新しい技法のため、プレス機の選定から型の制作、石けんの組成など課題が多く、最初は従来品に対するチャレンジとして香りが逃げやすかったり、温度で変性しやすいなど、難しい素材を選んで制作してきました。
例えば、「犀(もくせい)」蜜香は8%のハチミツとバターを配合しており、これほどの量だと従来の方法ではメイラード反応で黒く変色しプロポリス臭がするものになりますが、熱を加えない新製法では解決されています。アロマオイルも従来の半分の量で同等以上の香りが出るものになっています。このように製法について一通り課題を解決したことから、新しい製品をということで、今回は従来はコールドプロセス製法で作っていたメンソールバーの後継商品をシリーズに加えることにしました。
新製法ではメンソールが蒸散しにくく、成分の自由度も大きいことから、従来のメンソールバーはグレープシード油を中心にココナッツ油、パーム油を配し、エッセンシャルオイルにアーモンド油を用いたものでしたが、「薄荷」ではしっとり感を増すためにカカオマスを配合しています。この素材も以前のものに比べるとビタミン豊富ですがココア製造の副産物であることから微香のカカオ臭がし、石けん制作では使いにくい素材でした。ほか、ホホバオイルを配合し、メンソール抜きの石けんとしても充実した内容にするよう配慮しています。
なお、メンソールバーは識別用に青色顔料を少量石けんに加えていましたが、この石けんでは廃止しています。自然素材の良さを味わうのが当舎の石けんですし、そのポリシーに顔料はふさわしくないと考えたことがあります。ですが、試作品では顔料入りのものも作っていました。
新しい石けんは使ってみないと意図が成功したかどうか分からないものです。メンソールの配合はメンソールバーよりも多く(1%弱→2%、グレイシャスバーと同等)していますが、使い勝手についてのレポートは下記の河野のレポートを参考にしてください。
犀・薄荷使用感レポート
泡立ちはよく、しっとりとした肌触り。メンソールのすーっとした刺激は、しばらくすると感じられるようになり、湯上がりの汗が引くのも早い気がする。メンソールの涼感のある刺激はあるものの、洗い上がりは保湿感があり適度に潤いさらさらのお肌になる。夏にぴったりの石けんに仕上がっている。
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JUGEMテーマ:国内小旅行
(文責:河野)
大津市にある園城寺に伝わる文書が、ユネスコの「世界の記憶」に登録されることが決まった、という記事を新聞で読み、ちょっと、見に行ってきました。
園城寺は「おんじょうじ」と読みますが、別名「三井寺(みいでら)」として親しまれています。天台寺門宗の総本山です。天台宗の総本山といえば、比叡山延暦寺ですが、こちらは天台宗山門派。長きに渡るライバル関係で、平安時代以降争いが絶えず、それは僧兵による武力行使にまで及んで焼き討ちに遭ったといわれています。
近江八景「三井の晩鐘」で知られる鐘楼の梵鐘は奈良時代の作とされていますが、山門と称される延暦寺との抗争の際、弁慶が奪って比叡山へ持ち去ったものの、撞いてみると「イノー、イノー(関西弁で帰りたい、の意)」と響いたおで起こった弁慶はその鐘を谷へ投げ捨てた、という伝説が残されています。
そんなわけで、三井寺には、その名も「べんべん」という、この弁慶の引き摺り鐘をモチーフにしたゆるキャラがいたりして、なんとなく、歴史上のヒーロー、源義経の郎党として活躍した弁慶のキャラを思いっきり立てているわけですが、よくよく考えてみると、延暦寺の僧兵だった弁慶は、園城寺にとっては「敵キャラ」なわけで、敵をも味方にする?不思議な雰囲気があるのかなあ、などと思ったりします。
参道沿いには、ユネスコ「世界の記録」登録を祝うのぼりが立てられ、祝賀ムードのただよう境内ですが、その「世界の記録」となった問題の文書は、文化財収蔵庫に展示され、見ることができました。
園城寺は、もともと壬申の乱に斃れた大友皇子を慰霊するために建立された寺で、のちに、延暦寺で学び唐へ留学した僧、円珍が帰国後に再興、その後の発展の基礎を築きました。このほど「世界の記録」に登録されたのは、この円珍が唐に留学した犀、唐の役所が発行した「過所」と呼ばれる通行許可証(国宝)など、中国との文化交流の記録を残す文書です。2通残る「過所」は855年に唐の都・長安を訪れた際に発給されたものだそうですが、端正な文字で綴られたその文書は、とても1100年以上前のものとは思えない美しさで、大切に伝えられてきたことが感じられました。
当時、唐へ渡るには、まず京都から九州の太宰府へ行き、そこから五島列島・福江島の三井楽というところへ渡ったのだそうです。五島の三井楽は、遣唐使の船の最終寄港地で、そこから東シナ海を横断して、唐をめざしたのでした。
奇しくも30代前半に友人との中国旅行で長安(現在は西安)を訪れたことがあり、また城めぐりで太宰府、五島の福江島にも行ったことがあったので、それぞれの風景を思い浮かべることができました。1000年前のその旅は、どれほどの苦難がともなっていたことでしょうか。しかしその旅の途上では、多くの人の親切にも出会ったにちがいなく、こうして文化は持ち運ばれてきたのだなあと、感慨を深くしました。
おみやげには、名物の「三井寺辨慶力餅」を三井寺境内の、観音堂への道の途中にあるお店(本家力軒)で購入しました。求肥のお餅に、きな粉と抹茶、和三盆糖をまぜあわせた緑の粉をたっぷりまぶしたもので、ほんのりとした甘さとお茶の苦味が、とてもおいしかったです。日持ちがしないためネット販売などはせず、お店もここだけ、というこだわりぶり。
しかしですね、境内の中にあるので、拝観料を払わないとお店には行けないのだろうか? もう一軒、浜大津に三井寺力餅というお店があり、こちらはお土産物としてパーキングエリアなどでも販売されているようですが、私のみるところ、お味は本家力軒の方がおいしいように思いました。
園城寺(三井寺)境内では、「るろうに剣心」や「武士の献立」などなど、映画、ドラマのロケも行われているようで、ぐるっと境内を一周するだけでも、目に楽しく変化に富んだ伽藍や石垣の風景が楽しめ、お寺参りってエンタメだな、なんて思った次第でした。
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JUGEMテーマ:手作り石けん
(文責:堀内)
もくせい舎ではご注文を受けた際に最初の方には洗顔ネット、他に石けんの切れ端や試作品で適当な大きさのものを「おまけ」として配布していますが、配布用の石けんもなくなってきたので代わりに純米石けん「穣(みのる)」の配布を開始します。
「穣(みのる)」は米ぬかオイル100%の石けんで、元々の油の性質が良いことから泡立ちもよく滑らかで使いやすい石けんです。先行制作版ともくせいバードなどと同じゾルザイフェ処理を施したバージョンがありますが、配布するのは先行制作版の方です。
違いはゾルザイフェ版の方が色が白くより硬いことですが、原材料は同じですので使い勝手に大きな差があるわけではありません。ただ、処理をしていない場合は石けんが溶けやすいことがあり、通常のコールドプロセス石けんと同じ取扱いが必要になります。その他の点では通常品と同じ大きさ、同じ仕様で特に問題になることはありません。
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JUGEMテーマ:生活情報
(文責:堀内)
つい先日、中国人の技能実習生が職場から洗剤をアルミ缶に入れて持ち出して、駅の構内で爆発させて女性が負傷した事件がありました。原因はアルカリ洗剤という報道は最初からありましたが、首を傾げたのは爆発までに時間があったこと。
水酸化ナトリウムは石けん制作の必須アイテムですが、劇毒物でありながら入手は容易で、誰でもハンコ一つと身分証があれば入手できます。清掃用として根強いニーズがあるためで、これを使えばトイレの黄ばみも浴槽の黒ずみもたちどころに落ちますが、危険でもあり、一般ではほとんど使いませんし洗剤も出回ってはいません。ですが、業務用には少量の水酸化ナトリウムを配合した製品があります。
アルミには酸にもアルカリにも溶ける両溶性という性質があり、その際に水素を発生させますので、水酸化ナトリウムが容器のアルミ壁を溶かし、それで発生した水素が徐々に内圧を上昇させ、破裂に至ったものと思われます。破裂まで時間があったところを見ると、配合量はそう多くなかったのでは。発熱反応でもありますので、中国人実習生が携行していた容器は徐々に熱くなっていったはず。
※アルミ缶の厚さは0.1ミリですので、簡単に計算してみるとおおよそ3気圧で破裂するようです。圧力鍋の約2倍ですが、その圧力に達するにも時間が掛かっていますので、普通に取り扱って危険というほどの洗剤ではないようです。
実習生がそれを駅の構内に放り出して逃げるというのは倫理観を疑いたくなる行動ですが、駅員に突き出してもそこで破裂するだけですので、せめてゴミ箱にとは思いましたが、ある程度は仕方なかったかもしれません。
石けんで使うような濃度では反応はもっと激しく、ガスの発生も多いのでとてもアルミ缶なんかに詰められません。皮膚に付着すると炎症を起こすので、滅多に使いませんが私も防護して中和剤(酢酸)を脇に置いて作業しています。
この事件を見て、当舎でもごくたまにですが水酸化ナトリウムを代わりに購入したり、少量を譲ったりしていましたが、今後は止めようと思いました。簡単なレクチャーをしても高校まで化学を学んでいない人の場合は基本的な部分で身に付きませんし、その後の取り扱いでも物騒な例がなかったわけではなかったことがあります。
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(文責:河野)
もくせい舎で手作りしている、最上級のプレミアム石けん「釜炊きオリーブ石けん」が新しくなりました。
新しくなったポイントは・・・
(1)手のひらによくなじむ、丸型石けんになりました
四角い形だった石けんを丸型に。手になじみやすい形と大きさで、より使いやすくなりました。
(2)製法をより進化させ、滑らかできれいな仕上がりになりました
これまれの製法をさらに一歩進化させ、熟成・乾燥工程で出てしまうゆがみや凹みのない、きれいな仕上がりになりました。さらに表面には磨きをかけ、その白さがいっそう際立つ石けんになっています。
(3)泡立ちがよくなりました
オリーブオイルだけで作った石けんは、原材料の性質上、泡が非常にきめ細かくなるために、泡立ちがあまりよくないという印象になりがちです。その点にも改良を加え、細かい泡ながら泡立ちやすく、使いやすさがアップしました。
(4)しっとり感がアップしました
肌に対する刺激が少なく、しかも洗浄力が非常に高いというオリーブオイル由来の石けんの特徴を活かしながら、さらにしっとり感をアップするため、保湿性にすぐれたアルガンオイルとグリセリンを配合。さっぱり・しっとりとした洗い上がりを感じていただけるようになりました。
(5)ほのかなラベンダーの香り
これまで無香でお届けしてきましたが、お使いいただく時間により一層の癒しを感じていただけるよう、ほのかなラベンダーの香りをつけました。泡立てると香るほどの微香で、精油のため後に残りません。
ぜひ、新しくなった「釜炊きオリーブ石けん」をお手元において、オリーブオイル100%の恵みを感じてみてください!
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