- 2020.03.29 Sunday
フランス、イタリアの石けん屋さん
JUGEMテーマ:手作り石けん
(文責:河野)
先日、大学の卒業制作のために石けんづくりを習いにきた学生さんの卒展をブログでご紹介しましたが、その学生さんの卒業を祝って、もくせい舎にお招きして食事会をした折、卒業旅行で訪れたというフランス、イタリアの旅行写真を見せていただきました。
そんな中で、街角で見かけたという石けん屋さんの写真がありましたので、その雰囲気をお伝えしたいと思い、お写真を拝借してご紹介します。
まずは、フランス・パリ。お店の棚に、カラフルな石けんがずらりと並んでいます。包装はされておらず、気に入ったものを手にとって見ることがでいるのはいいですね。
日本でもおなじみのマルセイユ石けんは、ごろっとした大きなブロックで無造作に置かれています。ひもに、房飾りをつけてぶら下げるタイプのものは、日本では見かけない使い方です。
次は、イタリア・ヴェネチアにあるブラーノ島。船で漁に出た漁師が、日がくれてからでも自分の家に迷わず戻ってこれるように、と家々がカラフルに塗装されている風景で知られているところだそうです。
ここでも、石けんはむき出しの状態で、棚に山積みされています。カラフルな石けんの並ぶ様子は、カラフルな街並みの風景そのままですね。
日本では、成分表示をした上で密封して販売されるのが当たり前になっている石けんですが、ヨーロッパではこのように、そのまま山積みで店頭に並べるのも珍しくないようです。
聞くところによると、石けんに限らずヨーロッパでは食料品の量り売りがスタンダードになっているそうです。プラスチック包装を減らすことで地球環境にやさしいことや、食品ロスも減らせるメリットがあるからです。
むき出しの石けんに、日本人はちょっと抵抗感を感じるかもしれませんが、もともと風通しのよい場所で乾燥させることで仕上げてゆくものなので、そうした作り方を知っていれば、むしろ、このように店頭に並べられていた方が、質のよい石けんだと感じるかもしれません。
日本でも、こんな売り方ができるようになれば・・・と、旅の写真から夢が膨らみました。
- 石けんについて
- 23:16
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