JUGEMテーマ:国内小旅行

 

(文責:堀内)

 

 11月に大分県中津に河野と一緒に中津城見学に行きましたが、城の紹介は河野のフェイスブックに譲るとして、もう一つ関心があったのがこの地が流行の「中津からあげ」発祥の地であること。大分県の鶏肉処理場の一つが中津にあり、新鮮な鶏肉の入手が容易だったことがはじまりと言われています。ですが、過去の例もあり、最初の期待値は実はそれほど高いものではありませんでした。

 

 

 「九州の人は商売がうまい」というのが福岡から鹿児島まで全県を訪問しての私の印象で、火山灰地と活火山、激しい気候が判断力や機敏さ、情報の重視といった資質を養っているのではないかと思いますが、その反動として九州の産品はどの県に行っても失望しかありません。九州産品は広まりすぎており、地域的希少性に乏しく、帰ってみたら現地で買い求めた品物と全く同じものが地元のスーパーで売っていたということが良くあります。

 

 そういうわけで期待していなかったのですが、城の案内嬢の紹介で駅近くの店で五個入り400円で買い求めると、思ったより地域密着型の食べ物でした。全国で売られている中津からあげは濃く味付けされているのですが、本場はむしろ薄く、念のため別の店で買い求めると、これも薄味で、本場の唐揚げは味付けよりも地理的有利さを生かした、原料の鶏肉の鮮度を重視した食べ物です。

 

 

 精肉店でもある販売店の保冷ケースには「朝採り」の棚があり、通常よりもかなり高い価格(平和堂の二倍ほど)で鶏肉が売られています。廉価なことがこの地域で唐揚げが普及した理由とネットでは説明されていますが、実はそうではなく、むしろ、エクストラを支払って当日締めの新鮮な鶏肉を貪欲に求める中津市民の心意気に感じ入るものがあります。

 

 唐揚げを広めた食品資本のフランチャイジーは「中津からあげ」のこの部分は知りつつ無視することにしたようです。他の地域では冷凍肉など鮮度の劣る肉でも食べられるように味付けを濃くし、アルバイト調理でも同じ味にできるようにレシピを調製していますが、この「中津からあげ」は本場とはかなりの違いがあります。

 

 

 同様の物に高知市の「藁焼き」のたたきがあります。カツオのたたき自体はどこのスーパーでも売っていますが、これも本場で職人が炭火に藁を投じて焼き上げたものとは別物です。

 

 

  ドイツにはその日限りのソーセージ、ブラートヴルストがあります。こういったものは現地でしか食べられず、巷の情報と異なり安くありませんが、それで良いのだと思います。

 

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