JUGEMテーマ:社会の出来事

 

(文責:堀内)

 

 3年と少し前に日本を脱出したカルロス・ゴーン氏が久しぶりに外交人特派員協会(FCCJ)で記者会見を開きましたが、この人も金商法違反の罪を最初に認めておれば、執行猶予か今ごろは出所して、ホリエモン同様ゲストとして芸能番組などに出ていたものをと思いますが、地球温暖化のせいか、最近では今まで尊敬されていた人がおかしなことをすることが多いようです。

 

 

 例えば「日本権力構造の謎(Enigma of the Japanese Power)」はかつての私の愛読書でしたが、著者のウォルフレン氏が陰謀論にハマってしまい、人づてに最近の言動を聞いてもコロナはナノマシンを内蔵したウイルスでCIAの陰謀だとか、大丈夫かこの人という感じになっています。「アカウンタビリティ」という言葉や、日本でFCCJが日本記者クラブより信用があることも会長・副会長をしていたウォルフレンの功績に負うところが大きいのですが。

 

 二人目はノーム・チョムスキー、大学教養でオースティン同様少し噛りましたが、気に入っているのはエッセイの方で、寸鉄人を刺すような鋭い提言は私も頷くことが多いものでした。ですが今ではウクライナ戦争はディープステートの陰謀などと言っている。

 

 三人目はウラジミール・プーチン、犬好きの独裁者で戦争が始まるまでは日本でもファンが多く、マッチョな彼の勇姿を撮影したカレンダーは人気商品でした。講道館で黒帯を献呈されても辞退する慎み深さ、冬期の寒中水泳とか、心身共にそこらの政治家よりずっとマシと思えたのですが、マイダン革命で魔が差したとしか思えない。あれさえなければ今ごろはG8の長老として、G7からも追放されずに尊敬される指導者でいられたと思うのですが。

 

※ 2014年にロシアが革命で大統領が逃亡して親ロ派が蜂起したウクライナに派兵し、クリミアを併合してドンバスに大軍を駐留させた事件。このことに怒った他の先進国により、以降のロシアは日本以外のG7諸国に爪弾きにされている(>賢島サミット)。

 

 

 こんな話を河野としたところ、ふと共通する特徴があることに気づきました。年齢についてはチョムスキー94歳からゴーン69歳まで幅がありますが、全員が10〜20年前に妻と死別するか離婚し、数年後に20〜30歳年下の若い妻を娶っていることがあります。

 

 プーチンも糟糠の妻だったリュミドラと別れて30歳年下の体操選手カバエワと付き合い始めてからおかしくなり、ゴーン氏は22歳年下のキャロル・ナハスと、チョムスキーは分かりませんでしたが新妻は明らかに若いです。

 

※ 前妻との関係はといえば、ゴーン氏の昨日の会見では背後にしっかりと若い頃の自分とリタ(前妻)の写真を飾っていました。プーチン氏は修羅場だったと聞いていますが、夫婦の関係は複雑なようです。

 

 河野は政治家の原口一博氏とギタリストのエリック・クラプトン、参政党の神谷宗幣氏を挙げましたが、最初からおかしい人(神谷)はこのコラムに含まないので除外するとして、調べてみると「ああ、やっぱり」という感じ。

 

 私にはちょっと理解できないのですが、「女房とタンスは若い方が」という諺がありますが、せいぜいが10歳未満くらいで、20年や30年も差があるとそれはもはや別の人類で、理解も及ばないし、一緒に暮らしても疲れるだけだろうと思います。若いツバメを作られ搾り取られるに決まっている。そういえば和歌山にドン・ファンというのがいました。あれは明らかに殺人事件、、

 

TBS<午後の名作ドラマ劇場>『年の差カップル刑事3〜とっても永すぎた春〜』

 

 

 財力に加え、過剰な権力志向や自意識過剰とかで結婚生活が持ってしまうものなのだろうか? しかし、何年経っても年の差は埋まるはずがないし、下手をすれば親よりも年上で映画や音楽の趣味も違う。ちょうど私の年代の人間が軍歌とか浪曲とかを聞くような感覚で、まともにやって行けるのか。

 

 大昔の格言に「飽きないカップルには秘訣がある。互いに自分のことしか喋っていないからだ(ラ・ロシュフコー)」というものがありますが、こういう関係はたぶん、互いに共同生活の面倒な部分は省略するか無視できるような環境があるのかもしれません。365日四六時中おしゃべりだけでは持ちませんから。

 

 各々の関係は多分に私生活の範疇だと思いますが、物騒なのは歪んだ関係が侵略戦争に繋がってしまうことです。プーチン氏についてはロシアにこんなジョークがあります。

 

 ロシアによるクリミア併合後、カバエワが友人にこぼした。

 

「私は3月8日の国際婦人デーのプレゼントにクレム(クリーム)を頼んだだけなのに、彼はクルィム(クリミア)と勘違いしたようだわ。これではもう、カリャスカ(乳母車)は頼めない」

 

 カリャスカ(коляска)はアラスカ(Аляска)のもじりで、アラスカはロシア領でしたが1867年に当時のアレクサンドル2世がアメリカに売却しています。

 

 河野と会話しつつ、彼女はこれらの例で奇行に結びつく共通する理由があるのかを説明しようとしていましたが、あまり考えない方が良いこともあります。傾向は傾向として理屈の部分は棚上げにして(帰納法)、「そういう危険な傾向がある」とだけ頭に留めておけば、この件はそれで十分と思います。

 

※ 生理機能の衰えは先ず第一に挙げられるものですが、肉体的に衰えた分、虚勢を張る傾向はあるかもしれない。

 

 ポール・クルーグマンはと思いましたが、直近の言動を見るに彼は大丈夫のようです。数学など理数系の素養をバランス良く持つことが予防に繋がるのかもしれません。そろばんは脳トレでは人気のある道具です。

 

 「尊敬していた人がおかしくなったらショックやで〜」と河野は言っていましたが、上記の人々については私もショックです。できることは、自分がその当事者にならないように注意することくらいでしょうか。

 

 

(補記)

 これらの傾向は女性にも見られ、NNN「今日の出来事」の櫻井よしこは現役当時は穏やかな喋り方の「みんなのお母さん」的な女性でしたが、今はまあ、、という感じですし、東京都知事の小池百合子も竹村健一のアシスタント時代はあんな魔女じゃありませんでした。ただ、これらの女性については外国留学組でキャリア志向の強い傾向が元々あったということで上述とは原因が違い、豹変は視聴者にはショックでしたが、本人たちにはあまり矛盾がなかったのかもしれません。

 

 

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