JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:河野)

 

 新型コロナウイルスの感染が拡大している今、皆様がネット通販でいちばん恐れているのは、配達された商品を通じてウイルスが持ち込まれることではないでしょうか。
 そこで、もくせい舎では紫外線照射による減菌処置をした上で、商品を発送することにしました。

 その手順をご紹介します。

 

 まず、ご注文の商品を準備します。

商品準備.jpg

 商品を透明の袋に入れた上で、紫外線照射ボックスに入れます。

紫外線照射前.jpg

 紫外線を表面、裏面に各30秒照射します。

紫外線照射中.jpg

 紫外線照射済みであることを示すシールを貼ります。

減菌済シール.jpg

 配送用の箱に入れて、発送します。

封入.jpg

 

 このような処理を行った上で商品を発送します。どうぞ安心してご利用ください。
 なお、もくせい舎では主に日本郵便のクリックポストを使って、商品を発送しています。クリックポストは受け取りはポスト投函となっており、配達員の手渡しではありませんので、その点でもある程度安心していただけると考えております。

 

 もう一つは、配送料変更のお知らせです。
 もくせい舎では、全国一律配送料を250円としており、2019年10月の消費税増税後も料金据え置きで対応してきましたが、2020年4月1日より、日本郵便のクリックポストの料金が再度値上げされたことに伴い、基本配送料を全国一律270円とさせていただくことになりました。

 今後も、ご注文の商品点数、重量等によりもっとも廉価な方法にて配送させていただきますので、なにとぞ理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 

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JUGEMテーマ:生活情報

 

(文責:堀内)

 

 新型コロナウイルスの感染が広がっていますが、もくせい舎でも配送の際の衛生管理をより徹底することにしました。

 

 新しく制作した紫外線照射装置は生物に致死的な254nmの紫外線を発し、適切な照射で大腸菌を含むほとんどの微生物とウイルスを瞬時に殺菌することができます。これを配送の際の必須とし、注文を受けた商品はビニール袋に密閉し、紫外線照射を浴びせることで「UV減菌済み」として袋ごと梱包します。もちろん、チーズ等の製品については従来のアルコール除菌も並行して行います。

 

 

 実は前から導入したかったのですが、コロナウイルスを巡る一連の狂騒のため資材が急騰し、本来なら迅速かつ廉価に装備できるはずの装備が進まなかった事情があります。ようやく資材が到着し、常備することができました。

 

 

 用途としては商品の減菌のほか、石けん講習会等での会場の除菌、マスク等装備什器の減菌があります。1号機は汎用性を重視したカンテラ状で様々な用途に用いることができますが、使用には紫外線グラスと長袖、手袋の着用が必須となります。オゾン層で吸収され、地表に存在しないUV−Cの紫外線は手袋なしでは僅かな時間でも間接照射で手の甲がピリピリします。また、直視は網膜を損傷します。最初は私も手袋なしで使っていましたが、症状が出たため防護措置を取ることにしました。

 

 欠点は光のため影になる部分には照射できないことと、紫外線の性質で透過力が低い(0.2ミリ程度)ことですが、殺菌力は十分で、3メートルの距離でも10分照射すれば減菌できます。また、酸素を分解してオゾンを発生させるため、これにも強烈な殺菌力があり、日影になる部分のほか、広域照射で玄関や台所の除菌は簡単にできます。訪問者がウイルスを持ち込む可能性があるので、そうした場合の除菌にも有効です。

 

 衛生用品を販売している当舎としては宅配便でウイルスを配送することだけは避けたいものです。装置は2号機、3号機の製作を予定しており、これらは用途に応じて使い分けたいと思います。

 

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(文責:堀内)

 ダイヤモンド・プリンセス号の事件があって以降、店頭からアルコール(エタノール)とマスクが消えて久しいけれども、消えているのは専ら無水アルコールと消毒用アルコールで、たぶん、騒ぎを見た誰かが買い占めているのだろう。

 

 アルコールは面白い物質で、溶質を溶媒に溶かす場合、極性分子は極性分子、無極性分子は無極性分子と組み合わせるが、極性分子と無極性分子の組み合わせは溶解されない。典型的なのが水(極性分子)と油(無極性分子)で、これはいくら混ぜても混ざらない。アルコールは極性分子であるが、炭化水素基を持つので、これは水も油も良く溶かす。殺菌作用にはこの両面性が作用しているといわれるが、実は正確なメカニズムは分かっていない。

 

DSCN5416.jpg

 

 工業用アルコールにも同様の作用があるが、含まれているメタノールに毒性があり、飲用して死亡したり、噴霧して失明したりの事例が多数ある。CRC556や自動車整備用ブレーキクリーナー(ヘキサン)も使えるが、油臭さは残る。

 

 アルコールと同じく細胞膜に作用し、タンパク質を溶解する作用は石けんにもある。石けんに含まれる界面活性剤はタンパク質を乳化させ、ウイルスの殻を破壊する。WHOが石けん手洗いを推奨するのはこの作用による。ガラスクリーナーや中性洗剤を薄めて吹き掛けるだけでも効果はある。必要な濃度はそう高くなく、0.1%もあれば十分である。

 

 オスバンなど次亜塩素酸ナトリウムは逆性石けんといい、石けんの陰イオンと異なる陽イオンの界面活性剤で、同様の消毒作用を持つ。が、医療や食品衛生の関係者でもない限り、あまり馴染みのない薬剤といえ、これも希釈して使うが、アルコールほど入手困難ではないようだ。

 

 

 CDCが推奨するのは大さじ2杯の塩素系漂白剤を1リットルの水で希釈し、アルコールと同様に用いる方法で、アルコールが入手難の現在ではこの方が実用的だろう。キッチンブリーチはドラッグストアに余っており、医療関係者以外の一般家庭やスーパー、ホテル、店舗などはこの方法によるべきだ。

 

 最後は紫外線を使う方法で、波長254nmの紫外線は強い還元力を持ち、数秒の照射で細菌を死滅させる。室内など空間掃討には好適で、アルコールのような拭き残しがない。が、直接視認すると網膜をやられるので、紫外線グラスを掛けたり、傘で覆うなど対策が必要になる。実は当舎でも検討していた方法である。

 

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JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:河野)

 

 先日、大学の卒業制作のために石けんづくりを習いにきた学生さんの卒展をブログでご紹介しましたが、その学生さんの卒業を祝って、もくせい舎にお招きして食事会をした折、卒業旅行で訪れたというフランス、イタリアの旅行写真を見せていただきました。

 そんな中で、街角で見かけたという石けん屋さんの写真がありましたので、その雰囲気をお伝えしたいと思い、お写真を拝借してご紹介します。

 

 まずは、フランス・パリ。お店の棚に、カラフルな石けんがずらりと並んでいます。包装はされておらず、気に入ったものを手にとって見ることがでいるのはいいですね。

 

パリ2.jpg

 

パリ1.jpg

 

 日本でもおなじみのマルセイユ石けんは、ごろっとした大きなブロックで無造作に置かれています。ひもに、房飾りをつけてぶら下げるタイプのものは、日本では見かけない使い方です。

 

パリ3.jpg

 

パリ4.jpg

 

 

 次は、イタリア・ヴェネチアにあるブラーノ島。船で漁に出た漁師が、日がくれてからでも自分の家に迷わず戻ってこれるように、と家々がカラフルに塗装されている風景で知られているところだそうです。

 

ブラーノ.jpg

 

 
 ここでも、石けんはむき出しの状態で、棚に山積みされています。カラフルな石けんの並ぶ様子は、カラフルな街並みの風景そのままですね。

 

ブラーノ2.jpg

 

ブラーノ4.jpg

 

ブラーノ3.jpg

 

 日本では、成分表示をした上で密封して販売されるのが当たり前になっている石けんですが、ヨーロッパではこのように、そのまま山積みで店頭に並べるのも珍しくないようです。

 聞くところによると、石けんに限らずヨーロッパでは食料品の量り売りがスタンダードになっているそうです。プラスチック包装を減らすことで地球環境にやさしいことや、食品ロスも減らせるメリットがあるからです。
 むき出しの石けんに、日本人はちょっと抵抗感を感じるかもしれませんが、もともと風通しのよい場所で乾燥させることで仕上げてゆくものなので、そうした作り方を知っていれば、むしろ、このように店頭に並べられていた方が、質のよい石けんだと感じるかもしれません。

 

 日本でも、こんな売り方ができるようになれば・・・と、旅の写真から夢が膨らみました。

 

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(文責:堀内)

 

 売り出した所好評で、多数のご注文をいただいた燻製チーズですが、通信販売ですとクール便の代金がネックになります。元々もくせい舎では配送料金は抑えていて、250円のクリックポストの範囲内で配送するようにしていますが、クール便にはそもそもクリックポスト、コンパクト宅急便に相当する梱包方法がなく、60サイズの基本料金としておよそ900円、その上にクール料255円がありますので、配送料だけで千円を超えることになります。

 

 そもそも燻製したチーズは常温でも大丈夫なのか、元々保存用の技術ということがありますが、結論から言えば「たぶん大丈夫」だと思います。細菌が増殖する条件は栄養、酸素、水分、PH値、そして温度になります。表皮(t=0.5)部分をカッターで削いで乳鉢で粉砕し、アルコールに溶解して測定した所、表皮のPH値は5.5〜5.9ほど(めんつゆと同程度)、水分活性はAw=0.85〜0.9(サラミソーセージと同程度)です。

 

水分活性 食品の水分は%では求められず、その食品を入れた一定温度の蒸気圧と同温度の純水の蒸気圧との比較(Aw)で求められます。沸点以下で蒸発する水分を自由水といい、細菌が利用できる水分量です。そのため、溶剤を塗布したり、蒸着、グリセリン等で膜を張ることで活性値を制御でき、常温保存の基礎技術になっています。

 

※細菌と条件 細菌の活動を活性化するには生育条件を整えることが重要です。細菌は幅広く分布しますが、その活性化の条件はシビアで一つでも条件が欠けると繁殖しません。条件が整った場合は1個の細菌が30分に1回の速度で増殖し、およそ8時間で食中毒を起こしうる毒性を発現します。

 

 

 測定した環境ではたとえ真空パック下でもボツリヌス菌は繁殖できませんが、完全に抑制とまではいえません。燻製チーズについても資料がありましたが、燻製でも冷蔵配送が必要と書かれています。ですが、取り上げられているY社の「燻製」チーズ(15分)より当舎の方が燻製時間がはるかに長く(24時間)、表皮も厚く、PHも水分活性も異なっています。燻製によりチーズは約20g減量しますが全て水分で、そもそも乾燥しないと燻煙が付着しません。本物は作るのに手間がかかります。

 

 

 ボツリヌス菌のベロ毒素は煮沸することで無効化するので、煮沸して消毒する方法も実験しました。ですが、この方法では真空パックでは水分活性とのトレードオフになり、高温で煮沸することで表面が湿潤になる上に、開封した時に独特の匂いがあり、食味はあまり変わりませんが、開封後の保存性は煮沸前より悪いものになります。また、殺菌も完全ではありません。

 

 チーズの販売は直渡しが多く、通販では配送方法を選択式にすることも考えましたが、安全性や食品衛生の根幹に関わる問題を購入者の選択、自己責任に委ねることは無責任です。このチーズは単品でも細菌の増殖を抑える内容を持っていますが、万が一のため、通販ではクール便で配送することとしています。

 

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(文責:河野)

 

 ハンドメイド通販「クリーマ」に雑貨石けんのカテゴリーがなくなり、クリーマでの石けん販売を休止しましたが、新たに、もくせい舎で使用している、手作りの石けん型用木箱を販売することにしました。

 素材はMDF材で、水1リットルが入る大きさです。下塗り、上塗りあわせて7回ニス塗りをしており、実際に水を入れても漏れたり染みたりすることはありません。なお、表面の4層は酸やアルカリ、薬品に強いウレタン樹脂でコーティングしています。
 サイズは、長辺254mm×短辺92mm×高さ57mm です。

 


 さらに、オプションとして、アクリル製内箱と、箱の底に穴を開ける加工をご用意しています。アクリル製内箱を木箱に装着すると、固まった石けんの表面がより滑らかできれいに仕上がります。また、木箱の底に穴をあける加工によって、そこから空気が入るため、固まった石けんが取り出しやすくなります。

 


 3年目に入ったもくせい舎の石けん制作で、これまで培ってきたノウハウを集めたオリジナルアイテムです。石けんづくりにチャレンジしてみたい方は、ぜひご検討ください。
 なお、本品には付録として、もくせい舎の石けん「デクレット」1個をおつけします。

 

 販売サイト「クリーマ」 → https://www.creema.jp/creator/3308721

 

 石けん型としてはもちろんですが、身近に使う道具を入れたり整理するのにもちょうどいい大きさなので、道具箱、整理収納箱としてもお使いいただけます。
 また、フラワーアレンジメント用に、花器としても使えます。私は同じ大きさのもので、クリスマス用にちょっとしたプリザーブドフラワーのアレンジを作りました。

 

 

 大きさ、色などにこだわりたい方に向けて、オーダー製作も承ります。
 価格は

{(長辺(cm)×短辺(cm)×高さ(cm))×(1+0.05×(塗装)層数)}円

(10円以下切り下げ)になります。


(例)
(25(cm)×10(cm)×5(cm))×(1+0.05×(塗装)3層)
≒1430円

 

赤色に塗装した例
赤に塗装した例

 

※板厚は特に指定ない場合はt=5.5ミリになります。
※色は指定できますが、塗装はアクリル塗装になり、ウレタン樹脂塗装の場合は係数が0.05から0.2になります。詳しくは、下記直営ショップのサイトから、お尋ねください。

 

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 (文責:堀内)

 

4.おじゃるシャンプーST(2020317日)

 

 この新型おじゃるシャンプーは私も毎日使っていますが、溶け崩れしにくいことを除けば以前の製品との違いは分かりません。配合を変更し、おじゃるシャンプーの弱点だった溶け易さについて改良を加えましたが、最終的な評価はもう少し待つ必要があります。最後までキッチリ使える製品にしたことで、河野が提案してきたシャンプーの「バー販売案」はボツにできたのではと思います。

 

 従来品にくらべて固めの仕上がりで、何度か使ってみたが、お湯に浸すなどしても溶け崩れにくい。しかし、泡立ちは従来品と遜色なく、使いやすく仕上がっている。洗い上がりのしっとり感が増しているように思うが、使用感に関しては、頭皮にふけ、かゆみ等従来品同様に出ることなく、しっとりさらさらとした髪になる(河野)。

 

5.総評

 

 テストした石けんは他に「窯炊きオリーブ・ホホバ」もありますが、少量ですので今回は割愛しました。おじゃるシャンプーの大型化案はこの商品が販売されて以降、河野が度々提案してきたものですが、その都度私が握りつぶしています。それに最初のシャンプーに比べ、今のシャンプーは改良により10%以上分量が増えており、成形も最初の手捏ねから加圧加熱方式になっていますが、成分を含むメジャー改良は今回が初めてになります。耐久性も大幅に向上したので、無駄の多い大型のバーなど売らなくても良いでしょう。

 

 72雑貨石けんのゾルザイフェ型は元の石けんとは別物ですが、実を言うと名前がまだありません。私は「ゾルザイフェ」で良いと言ったのですが、読みにくいという理由で却下、「もくせいバード」も提案しましたがこれも却下、いっそ「もくせいカイツブリ」にしたらと言いましたが、現在は河野が名前を考えています。それにゾルザイフェは技法の名称で個別の石けんの名前にはふさわしくないことがあります。

 

※河野と協議の結果「もくせいバード(Mokusei BIRD)」として売り出すこととしました。当面の間、通販でご購入の方にはおまけとは別に試供品を添付します。

 

 もくせい舎も4月で満2周年を迎えますが、3年目の目標としては定番品はより品質を重視し、コスパが良く、実用的で使い勝手の良い石けんを作っていこうと思います。新しい石けんは当初のものに比べ、痛みにくく減りにくくなった上に2倍の大きさがありますが、価格はほぼ据え置きで、これは製法の改良や技術の向上のもたらした成果です。また、すべての製品が無添加であることは、これらの製品を実はありそうでないものにしています。あと、3月末には2タイプ製作したデクレット改良型2つもテスト予定です。

 

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(文責:堀内)

 

 2020年に入っていくつかの石けんを製作しましたが、河野の入浴テストの結果が上がってきたのでご報告します。試験者の安全確保のため、入浴テストは台所での試用(素手)のほか、事前に遊離アルカリの測定を行い、JIS基準の10分の1以下(0.01%)を確認してから行っています。

 

1.ミストラル(202038日)

 

 ミストラルは種々の油を調製した複雑な配合の石けんです。特徴はトリグリセライドの分解のために配された脂肪分解酵素リパーゼで、石けんは調製した油脂から類推される特性をはるかに上回る起泡力と洗浄性の良さを示します。ビタミンEの働きを強化するビタミンCも配されており、酸化抑制に効果を発揮します。以前作った在庫がなくなったため、新たに調製することとしました。

 

 

 以前は感じなかったが、ごま油が使われているので、ほのかなごまの香りがする。米油も配合されており、その特長である、肌に滑るようななめらかな使い心地が気持ちのよい石けんに仕上がっている。洗い上がりは肌がサラサラになる。皮脂汚れをよく落とし、さっぱりしたいときにおすすめだと思う(河野)。

 

 

2.カスティール石けん(2020310日)

 

 獣脂とオリーブ油から成るカスティール石けんは石けんの古典的レシピです。当舎でも「サボン・クラシコ」の名で製作していましたが、今回はゾルザイフェ技法を用い、ゲランド塩を用いて性状性質を改善しています。刺激性のあるカプリル・カプリン酸を含まなず、他の刺激成分も含まないため、豚脂アレルギーの方を除けば、刺激の極めて小さな石けんです。配合の特徴として冷水では泡立ちませんが、硬く、温熱環境で効果を発揮します。72雑貨石けんと同じく、清掃用、台所用として製作しましたが、浴用でも使えます。写真はターメリックと香料を配合したタイプですが、無香がデフォルトです。

 

 

 とてもよい泡立ちで、くせがない素直な使い心地。泡の肌触りは軽めだが、ややしっとり感も残り、シンプルで使いやすい石けんになっている。石けんそのものは固めの仕上がりで、長持ちしそうな感じもよい(河野)。

 

 

3.72雑貨石けん・ゾルザイフェ型(2020311日)

 

 72雑貨石けんの配合にキレート剤として砂糖を配合し、ゲランド塩のゾルザイフェ技法を用いただけのものですが、冷水・温水での使い勝手の良さもさることながら、溶け崩れしにくく何でも使える万能型の石けんです。製作コストもデクレットより廉価のため、雑貨用から浴用に用途を変更して増産を決めました。浴用型は正式な名称を決め、4月にはお目見えできると思います。

 

 

 とても泡立ちがよく、しかも華やかで大きな泡。弾力性もあり、しっかりと洗える石けんに仕上がっている。泡は滑らかでくせがなく、洗い上がりはほどよいしっとり感が残り、肌のつっぱりもなくとても使いやすい、万人向けの石けんになっていると思う(河野)。

 

 

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JUGEMテーマ:手作り石けん

 

(文責:河野)

 

 3月17日をもって、ハンドメイド通販サイト「クリーマ」で、雑貨石けんの取り扱いが中止され、カテゴリーごと削除されました。
 これにより、クリーマでのもくせい舎の石けん販売を大幅に縮小しました。台所用石けんのみ、「食器・キッチン」のカテゴリーで販売を続けます。また今後は石けん製作のプロセスで手作りしている箱などの手作り品の販売をしていく予定です。

 

 一方、ハンドメイド通販サイトではクレジットカード、その他キャッシュレス決済もお使いいただけることから、お客様の利便性を確保するため、もう一つ出品しているハンドメイド通販サイト「ミンネ」での販売を拡充していきます。

 

https://minne.com/@mokusei-sya

 

 今後は、直販ネットショップと「ミンネ」で販売していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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(文責:堀内)

 

 

「それが突然、ウイルスはこんなに近くに迫っていた」

(エンゲルマンCEO)

 

 新型コロナのような現在進行形の話は後になって正解を探しても手遅れで、その場その場で最善の判断をする以外方法のないものですが、3月8日のウォール・ストリート・ジャーナル(以下WSJ)はドイツのへバスト社の事例を取り上げています。

 

 へバストは全世界に50事業所、従業員13,500人、売上高3,400億円、問題になったのはシュトックドルフの本社(1,500人)で、研修に来た中国人従業員が感染していました。エンゲルマンCEOが中国へバストから感染確認のメールを受けたのは1月27日ですが、時期としてはダイヤモンド・プリンセスとほぼ同時期です。

 

(へバスト中国人従業員の行動)

1月中旬  上海で武漢から来た両親と接触(おそらく感染者)

1月下旬  ドイツ本社でセミナーに参加

1月23日 研修を終えドイツから中国に帰国

  25日 発熱して病院を受診、コロナウイルス陽性判明

  26日 中国へバストの上司に電話

27日午後 上司がエンゲルマンにメール(時差により同日早朝受信)

 

 

 実はCEOに報告されていた感染情報には別のものがありました。この中国人従業員と同じセミナーに参加していた男性従業員です。

 

(へバスト男性従業員)

1月下旬 ドイツ本社で中国人従業員と同じセミナーに参加

1月24日 発熱と空咳の症状でアスピリン服用、症状改善

1月27日 出社して中国人同僚の感染を知る、病院で受診、陽性

 

 「その時点で、何かが起こりそうだと分かった」(エンゲルマンCEO)

 

 こういう状況に置かれたトップは難しい判断を迫られると思います。報告を受けたCEOの判断は以下の通り。

 

1月27日 中国へバストからメール(早朝)

      本社男性社員の感染を確認

      電話で緊急対策委員会を招集

      委員17人とシャドー委員17人を選任

      州感染症対策チームに支援を要請

1月28日 委員会メンバーのウイルス検査(全員陰性)

      セミナー参加者検査、3人陽性判明(計4人・本社)

      本社従業員1,500人に2月2日までの自宅勤務を指示

 

 

 決断の早さ、対応の迅速さが際立っていますが、州の派遣した感染症対策医は4人で検査は20人/日(5人/医師)と、検査に手間がかかる事情は日本と同じのようです。シャドー委員とは委員が感染した場合の交代要員です。なお、「濃厚接触」などという、意味を曖昧にする婉曲表現はドイツでは用いていません。あと、赤字は同時期のダイヤモンド・プリンセス号を巡る動きです。

 

2月1日  ダイヤモンド・プリンセス号で香港で下船した乗客の感染発覚

2月3日  接触者230人を特定、122人陰性

      7人陽性(計11人)、101人が検査中

      自宅待機をさらに9日間(後14日間)延長

2月3日深夜 ダイヤモンド・プリンセス号横浜到着

 

「こうした健康を脅かす危機への対応は、金融危機とは全く異なる。」

「人としての対応だ。」(エンゲルマンCEO)

 

 「濃厚」など、あいまい表現を議論することなく、1月の時点で事業所を閉鎖したことが感染拡大の抑止に決定的だったというのは専門医の言葉です。1週間後の2月3日、ウイルスの潜伏期間に合わせ、ヘバスト社は自宅待機をさらに14日間延長しました。

 

2月〜3月 さらに5人の陽性が判明(計16人)

      全てセミナー参加者

2月13日 ウエステルダム号カンボジア入港

2月19〜21日 陰性乗客の下船開始、感染者691人、2名死亡

3月初旬  最後の感染者が退院、死亡者なし

3月7日  最後の乗員が下船、感染者694人、8名死亡

 

 日本でクルーズ船の乗客が下船して、国内でも感染が広まり始めた頃、こうして一人の死者もなく、ヘバスト社の騒動は終息したのですが、トップが科学的根拠に基づき、素早く的確に、粛々と対策を進めていた様子には見習うべき所があります。

 

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